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前走圧巻ヴァルドマルヌが主役「花嵐特別」（笠松競馬）

4月3日（水）の笠松競馬メイン第9レースは「花嵐特別」（B級1組、笠松競馬場1800メートル）。

勝ち上がり対決のハイレベル戦で、A級候補生たちがズラリと勢ぞろい。見逃せない好バトルだが、中心は転入初戦で圧巻パフォーマンスを披露した◎3 ヴァルドマルヌ（牝5、藤田正治厩舎）だ。地方デビュー戦で、約3カ月ぶりの実戦復帰でもあり、手探り面は多かったが、絶好2番手から馬なりのまま3コーナー手前で先頭に立つと、あとはひとり旅。直線に入っても軽く気合をつけただけで、最後まで追われることなく7馬身差ぶっ千切りVで仕留めてみせた。しかも直線半ばから流して、1分42秒8の抜群の勝ち時計をマーク。中央1勝クラスで3着の実績を持つ能力の高さを大きくアピールした。前走から200メートル延びた1800メートル戦は、1700〜1800メートル戦が主戦場だった中央戦歴から望むところ。コースや環境慣れなど多くの面で上積み材料に事欠かない移籍2戦目でもある。主役の座だ。

相手筆頭は当地成績上位の○1 エアミュニュレ（牡4、後藤佑耶厩舎）。前走のB2特別は2着に留まったが、昇級初戦で勝ち馬（その後、JRAへ移籍）が強すぎたための2着とも分析できた。典型的な差し馬だが、確かな末脚を持ち、転入後は3戦オール連対。ただエンジンの掛かりが遅いタイプで、直線の追い比べに持ち込みたいところだ。

キレる脚こそないがしぶとく長く脚をつかえるのが▲7 シャンドゥルン（牝4、水野善太厩舎）。相手なりに走れるタイプでもあり、昇級戦だった前走はB級8組ながら5馬身差の完勝で飾った。脚質から距離延長も問題ないタイプ。馬券に欠かせない1頭。

1400メートル戦だったが、前走勝ち時計優秀の△4 サクラトップグッド（牡5、伊藤勝好厩舎）の好調さも見逃せない。