兵庫
2024年04月04日
初代女王を目指してアーテルアストレアが差し切る「兵庫女王盃」(園田競馬)
4日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第1回兵庫女王盃JpnIII」(4歳以上牝馬、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎5 アーテルアストレア(牝5、JRA・橋口慎介厩舎)は牝馬のダートグレードで4戦2勝。前走のクイーン賞JpnIIIでは軽快に逃げるテリオスベルを差し切ったように、パワフルな走りが目を引く。跳びが大きく小回り適性は未知数だが、この相手なら決め手で上回るとみた。
○2 ヴィブラフォン(牝5、JRA・高木登厩舎)は前走の神奈川記念が重賞初挑戦で、3コーナー先頭から押し切る強い内容だった。2走前には福島で逃げ切っているように小回りコースはいかにも適性が高そうだ。距離は若干長いようにも感じるが、出脚の良さを生かしてハナに立ち、内でロスなく立ち回ればカバーできそうだ。
▲9 サーマルソアリング(牝4、JRA・藤原英昭厩舎)はダートに矛先を向けてから4戦3勝。今回が重賞初挑戦になるが、オープン初挑戦だった前走の総武ステークスでは好位から鋭く伸びて2着と今後の走りが楽しみになる内容だった。今回は重賞初挑戦でさらに相手は強くなったが、牝馬同士なら互角にやれそうだ。
☆7 ライオットガール(牝4、JRA・中村直也厩舎)も重賞2勝の実績馬。前走はレース間隔が空いていたことで馬体が太く映り、本来の伸びを欠いたか。今回は馬体が絞れているかどうかが鍵になるが、大舞台の経験値を考慮すれば上位争いの1頭になる。
△4 スマイルミーシャ(牝4、飯田良弘厩舎)は昨年の園田金盃でラッキードリームやツムタイザンを退けており、名実ともに兵庫を代表する1頭になった。前走のコウノトリ賞後は坂路のある施設で乗り込まれて、さらにパワーアップしている。ダートグレード初挑戦になるが、JRA勢がつくり出すペースにうまく対応できれば一角を崩せそうだ。
△8 キャリックアリード(牝5、大井・藤田輝信厩舎)は昨年の神奈川記念2着の後に大井へ転入し、前走はクイーン賞JpnIIIに出走して3着だった。5歳だがまだキャリアの浅い馬で、伸びしろが感じられる。ダートグレード2度目の挑戦で前進を狙う。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)