ばんえい
2024年04月19日
障害巧者ジェイマリアが逃げ切り狙う(ばんえい帯広競馬)
令和6年度のばんえい競馬が開幕します。今年もよろしくお願いします。
1カ月の休催期間には走路の砂を入れ替え、ゴール前40から30メートル間で0.5メートルの上り勾配を設置、また馬そりのずり金交換も行われています。春一番の競馬は、前年度からの降級馬が好結果を残す特徴があります。
4月19日(金)のばんえい帯広競馬第10レースには、B2級-3組が行われます。
◎6 ジェイマリア(牝6、今井茂雅厩舎)590キロを本命に推します。A2からの降級馬で、昨季19戦1勝、2着6回、3着2回と2着が多く、障害巧者ですがあとひと押しの面があります。最終出走は雪で湿った馬場となり、決め手不足のこの馬には厳しい条件。障害を4番手で越え17秒3差の8着と敗れていますが、今回はクラスが下がり、前走時より100キロ軽い重量なら逃げ切りが期待されます。
○9 クリスタルゴースト(牡4、長部幸光厩舎)610キロが対抗です。昨季8勝を挙げていた好調馬。B2級-1組を2連勝して挑んだクリスタル特別(4歳オープン)は、相手強化に加え一気の35キロ増と厳しい条件でしたが、障害ひと腰から逃げ切り、2着ジェイホースに10秒6もの差をつけて圧勝。3連勝でシーズンを終えています。降級馬が多く厳しい一戦ですが、成長著しい4歳馬に期待がかかります。
▲2 アルジャンノオー(牡6、松井浩文厩舎)610キロが3番手。昨季A1級で掲示板に載っていた実力馬です。展開に少し注文がつきますが、相手なりに競馬できるタイプ。クラスが下がった今回はチャンスもあります。
(文/小寺雄司)