兵庫
2024年05月10日
イナズマテーラーとエイシンビッグボスの2強ムード「SKNフラッシュ8カップ」(園田競馬)
10日(金)の園田競馬メイン第10レースに「第13回SKNフラッシュ8カップ」(A1A2、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎9 イナズマテーラー(セン6、藤川純厩舎)は1230メートルでは今回のメンバーで最多となる4勝を挙げており、この距離で一日の長がある。前走は2番手につけた勝ち馬にぴったりマークされて粘りを欠いてしまったが、今回は先行馬が手薄ですんなり逃げることができそうだ。
○1 エイシンビッグボス(牡6、橋本忠明厩舎)は昨年の秋に姫山菊花賞を使われてから中距離を中心に使われてきたが、前走から再び短距離路線にシフト変更した。少しペースの違いに戸惑ったのか内へササる面が出て追走に苦労したが、それでも2着に追い上げており、復活を感じさせた。間隔を詰めて使える分、今回の方が状態面は良さそうだ。
▲6 エイシンツーリング(牡5、森澤友貴厩舎)は3走前の勝ちっぷりからオープン特別に入っても相手なりに走れそうだが、約9カ月ぶりの前走は出遅れが響いて7着止まりだった。こちらもたたき2走目の上積みがあり、上位2頭にどこまで迫れるか。
☆10 マリオマッハー(セン7、盛本信春厩舎)は1月の転入当初から中距離路線で活躍が期待されていたが、気難しい面が出てなかなか結果が出なかった。それでも初めて1400メートルに短縮した前走は好位から運ぶことができて3着に入り、一歩前進といえる内容だった。ひとつ上の兄マリターは1230メートルで6勝を挙げており、マリオマッハーもこの距離で一変の可能性がある。
△3 クリノイコライザー(セン7、橋本忠明厩舎)は7カ月ぶりの前走が見せ場なく9着に敗れたが、たたき2走目で一変の可能性がある。昨年7月にはナイター開催で行われた1230メートルのオープン特別で勝利しており、実績的に軽視できない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)