笠松
2024年05月10日
休み明けでもウインハピネス信頼「ぎふ長良川オープン」(笠松競馬)
5月10日(金)の笠松競馬メイン第11レースは「ぎふ長良川オープン」(A級1組、笠松競馬場1900メートル)。
笠松の古馬・中長距離路線をけん引する◎1 ウインハピネス(牡9、森山英雄厩舎)が、大みそかの東海ゴールドカップ以来、4カ月半ぶりに実戦復帰。東海重賞でも決まって自慢の末脚を伸ばして勝ち負けする実績派はここ2週続けて一杯に追い切られ、臨戦態勢が整いつつある。昨秋の復帰戦(1着)が約7カ月、さらに4走前の重賞・マーチカップも約3カ月ぶりの実戦を克服。ポン駆けが利く気性でもある。なにより自己条件の地元A級1組特別では7連勝中。9歳を迎えた大ベテランだが素直に底力を信頼する手だ。
ただ逆転候補も少なくない。東海ダービー2着馬○3 ツミキヒトツ(牡4、笹野博司厩舎)は2走前のマーチカップでは0秒6差4着。前走は距離不足の1400メートル戦でしぶとい走りが影を潜めたが、ゆったり流れる中距離が合うタイプと言える。1900メートルへの距離再延長は望むところ。前進が期待できそうだ。
不気味な存在は▲6 トランスナショナル(セン8、沖田明子厩舎)。転入戦だった地元の昇竜戦は伸びひと息で4着に留まったが、中央4勝馬で金沢在籍時の23年には当地オータムカップを優勝している重賞ホルダー。ひと叩き効果と、思い出の地に変わり、鮮やかな変わり身をみせていい。
△5 キージュピター(牡5、川西毅厩舎)は差し一手の脚質から本質的には地元名古屋向きだが、地力がありV圏内。
(文/中部地方競馬記者クラブ)