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JRA4勝の力を信頼テイエムアトム「エメラルドオープン」（名古屋競馬）

5月31日（金）の名古屋競馬メイン第11レースは「エメラルドオープン」（A級1組、名古屋競馬場1500メートル）。

転入馬の取捨がポイントの1つになるレースだが、なかでも◎9 テイエムアトム（牡6、竹之下昭憲厩舎）は中央4勝馬でオープンのポラリスステークス（23年4月・阪神ダート1400メートル）で0秒1差3着に食い込んだ一番の実績派。昨秋復帰以降、入着を果たせず、頭打ちの近況も、それでもオープンの厳しい流れや難敵相手に戦い、もまれた経験・キャリアはダテではない。追い切りこそ軽めだが、コンスタントに中央で使われている中での移籍。仕上がり面に不安は少ない。手探りの地方デビュー戦も、素直に力を信頼し、初戦から積極的に狙っていきたい。

ベテラン○2 マイネルラック（牡11、今津博之厩舎）も中央で4勝を挙げた実力派。その後移籍した高知ではA級-1組でも勝ち星を挙げており、衰えを知らない。最終追い切りで好ラップをマークし、こちらもいきなり動ける態勢。当然高い評価が必要だ。

既走組では▲7 セイヴァリアント（牡8、安部幸夫厩舎）が上位の存在。前走4着は先行勢有利の極端な馬場では致し方なし。直線の差し比べに持ち込めば、持ち前の差し脚が爆発だ。

穴は△1 マムティキング（牡8、坂口義幸厩舎）。転入戦の前走は見せ場なく終わったが、ひと叩き効果で調教・追い切り気配ともに大幅にアップ。レベルの高い南関東オープンでもまれた地力派でもあり、鮮やかな変身があっても驚けない。