名古屋
2024年05月01日
昇級戦でも好調アルティメットサガ「薫風特別」(名古屋競馬)
5月1日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「薫風特別」(A級5組、名古屋競馬場1700メートル)。
確かな本命馬不在で混戦模様。昇級初戦も決め脚シャープな◎6 アルティメットサガ(牡4、榎屋充厩舎)を中心視だ。2走前はハイペースのなか、強引な仕掛けで4着に失速したが、B級戦を3戦で卒業した好素材。不発に終わったものの2月には重賞・梅見月杯(9着)へ格上挑戦し、陣営も将来性を高く期待する。粒ぞろいメンバーだった前走のB級2組特別では好位からシャープに抜け出して3馬身差完勝劇は強調要因。さらに好調モードでの連闘策も買い材料になる。昇級初戦から即勝ち負けだ。
転入馬○7 エターナルプライド(牝5、竹下太厩舎)もいきなり勝ち負けが期待できる。今春復帰後はともに失速し、ふた桁着順の大敗を喫しているが、中央ダート1勝クラスで2着(23年4月・中山1800メートル)をはじめ、何度も好勝負してみせた実力派。追い切り気配がよく、変わり頃の復帰3戦目でもある。いきなり底力がモノをいうケースも十分。
実績上位の存在は▲3 プラウサス(牡5、迫田清美厩舎)。前走は粘り甘く5着に留まったが、2、3走前はA級戦で持ち前のしぶとさを発揮して2、3着に食い込んでいる。これと言って強敵不在の手ごろなメンバー構成。A級初勝利の好機でもある。
穴は△8 ビッグベッター(牡5、井手上慎一厩舎)。典型的な先行馬で強さとモロさが同居するタイプだが、前走のように先行態勢に巧みに持ち込めば再度出番到来。
(文/中部地方競馬記者クラブ)