兵庫
2024年05月01日
菊水賞馬オーシンロクゼロが重賞連勝を狙う「西日本クラシック」(園田競馬)
5月1日(水)の園田競馬メイン第11レースに東京ダービー指定競走「第1回西日本クラシック」(3歳定量、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎11 オーシンロクゼロ(牡、玉垣光章厩舎)はゲート内の落ち着き、初めての中距離戦など、いろいろと不安視された菊水賞だったが、終わってみれば好スタートを決めて内から突き抜ける圧勝劇で、一躍兵庫の3歳世代のトップに躍り出た。前走後は坂路のある施設で乗り込まれており仕上がりは万全。今回も発馬を決める前提になるが、五分に出れば重賞連勝となりそうだ。
○7 ウェラーマン(牡、盛本信春厩舎)は菊水賞では内枠から思うように前で運べずに不完全燃焼となったが、上がり時計はオーシンロクゼロと互角で、外枠から先行できていれば際どい勝負になっていたか。今回は真ん中より外の枠に入っており、菊水賞トライアルのように前々で競馬ができれば一気に後続を突き放すシーンまでありそうだ。
▲1 ワンウォリアー(牡、高知・工藤真司厩舎)は兵庫ユースカップ、ネクストスター西日本でいずれもリケアサブルの2着に入った実力馬。本質的には長く脚を使う馬で距離は長い方が向いている。今回はリケアサブル不在で、悲願の重賞初制覇も夢ではない。
☆4 マルカイグアス(牡、橋本忠明厩舎)は歩様の乱れで菊水賞をパスしたが、すぐに目標を西日本クラシックに切り替えて力を出せる状態に仕上がった。レースではまだ荒削りな面を残すが、スタミナ勝負になれば引けを取らない。
△2 ホーリーバローズ(牡、高知・別府真司厩舎)は逃げ馬不在で積極的に行きそうだ。距離は未知になるが、うまく息を入れながら走ることができれば一発を狙える。
△6 シンメデージー(牡、高知・打越勇児厩舎)は高知5連勝でまだ底を見せていないが、初めての輸送競馬、一気の距離延長と不安要素がある。地元のリーディング吉村智洋騎手を背に地力でどこまでカバーできるか。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)