名古屋
2024年05月20日
逃げ馬ダンシングラブリーが軸「すずらん特別」(名古屋競馬)
5月20日(月)の名古屋競馬メイン第11レースは「すずらん特別」(A級2組、名古屋競馬場1700メートル)。
勝ち負けレベルの馬はそろったが、逃げると強い◎4 ダンシングラブリー(牝4、竹下太厩舎)が軸馬にぴったりだろう。先制時成績は【4・2・0・2】。主導権を握って自分のペースでレースを運んだ時や、すんなり先行策がかなった時の粘りは折り紙付き。一転、もまれ弱い面を併せ持ち、強さとモロさが同居する。ただメンバーを考えると大半が差し馬で、たやすくマイペース駆けに持ち込める有利な構成。仮に先制できなくても7頭立ての少頭数で、もまれる可能性も低い。連軸に一番ふさわしい。
実績上位の存在はハイレベルな南関東のA1から移籍した○3 マムティキング(牡8、坂口義幸厩舎)。手探り面ある転入初戦だが、4月下旬までコンスタントにレースを使われていた中での移籍で仕上がりは問題ない。短距離が主戦場で1700メートルの距離がポイントになるが、オープンや重賞でも入着していた実績は軽視できない。あいさつ代わりにあっさり勝ちきっても驚けない。
前走の昇竜戦でもしぶとさを発揮(3着)したように1700メートル戦で【3・1・2・1】と好成績を残すのが▲6 セイエクシード(牡6、安部幸夫厩舎)。
また勝ちみは遅いが堅実駆けに定評あるのは△7 ロードランヴェルセ(セン5、坂口義幸厩舎)。セイエクシードとともに差のないV候補と言える。
(文/中部地方競馬記者クラブ)