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本格化を迎えたヘルシャフト「オグリキャップ記念」（笠松競馬）

5月23日（木）の笠松競馬メイン第12レースは「第33回オグリキャップ記念」（笠松競馬場1400メートル）。

昨年までの2500から1400メートルへ一気に距離が短縮。そして1着賞金も2500万円と高額になってリニューアルされた地方全国交流の名物重賞。各地から強豪スプリンターが集まり、超ハイレベルな一戦だが、中心はメキメキ力を蓄える上昇勢力◎8 ヘルシャフト（牡7、高知・打越勇児厩舎）だ。1月の高知・黒潮スプリンターズカップを圧勝で制すると、3月の高知・御厨人窟賞も鮮やかな抜け出しで連勝。そして前走は黒船賞JpnIIIに初挑戦し、いきなり銀メダル獲得。のちのかしわ記念JpnIも快速先行で仕留めた勝ち馬シャマルに2馬身差まで追い上げて大きくアピールした。中央在籍時に3歳オープン（伏竜ステークス）を快勝した好素材が高知移籍で本格化ムード。コンビは引き続き、重賞V請負人の吉原寛人騎手なのも心強い限り。激戦バトルもV最短の存在だ。

その黒船賞JpnIIIで3着に食い込んだ○2 タイガーインディ（牡7、兵庫・保利良平厩舎）が逆転候補筆頭。ゴール前の勢いはむしろヘルシャフトをしのぎ、前走は地元園田の兵庫大賞典を5馬身差完勝とこちらも好調をキープ。差はわずか。

▲1 スペシャルエックス（牡4、北海道・田中淳司厩舎）も高評価が欠かせない。昨年暮れの兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでのコンマ2秒差3着をはじめ、2歳時にも兵庫ジュニアグランプリJpnIIで2着に食い込んだ飛び切りの素質馬。休養明けをひと叩きして迎える復帰2戦目。大きな上積み材料も魅力で二強撃破が可能。

さらに△7 デュードヴァン（牡7、大井・坂井英光厩舎）も休養明け初戦を使って叩き2走目で迎えるV本番。ハイレベルな南関東地区でもまれる力に経験はもちろん軽視できない。