レース展望・予想

金沢

2024年06月02日

ハクサンアマゾネスが4連覇の偉業に挑む「百万石賞」(金沢競馬)

金沢競馬の上半期最強馬を決める「第67回百万石賞」(金沢競馬場2100メートル)が、6月2日(日)の最終第11レースで争われます。今年は1着賞金が700万円から1000万円に増額されたこともあってフルゲートに近い11頭が出走してきましたが、3年連続でこのレースを勝っているハクサンアマゾネスが今年も主役を務めるのは揺るぎません。

◎10 ハクサンアマゾネス(牝7、加藤和義厩舎)は今季初戦のA1級二組(1700メートル)で後続を7馬身引き離して冬休み明けでも圧勝すると、続く百万石賞トライアル戦の利家盃(2000メートル)も後続を8馬身引き離して逃げ切る圧逃劇を演じました。年齢を一つ重ねたこともあって馬体の張りが落ちたのは否めませんが、スピード値の高さはまったく衰えておらず、今年も太刀打ちできる相手が見当たりません。中間には主戦の吉原寛人騎手がまたがって毎週のように追い切り時計を出しているほどの順調さで、ジャングルスマイルを超える百万石賞4連覇の偉業達成に挑みます。

焦点は相手探しで、○1 ダイヤモンドライン(牝4、佐藤茂厩舎)を次位争いの筆頭に推します。利家盃では4着に敗れましたが、前走のA1級一組(1700メートル)では終始先団を見ながらレースを進めて4コーナーで外に持ち出すと、直線一気に伸びて2着以下を6馬身突き放しました。今季は開幕戦から不甲斐ないレースが続いていましたが、そのうっ憤を晴らすかのような強い勝ちっぷりでした。今回は吉田晃浩騎手がアイアムレジェンドに騎乗するため、笠松から渡邊竜也騎手が駆けつけて手綱を握りますが、笠松のトップジョッキーがどんなエスコートを見せてくれるか注目です。

▲5 テトラルキア(セン9、金田一昌厩舎)は2走前のA2級一組(1700メートル)を逃げ切って目標の百万石賞へそのまま勢いづくかと思われましたが、前走のA1級二組(1500メートル)では逃げたフェイマスダンディを直線とらえきれず、またも2着と取りこぼしてしまいました。今季2着に敗れているのはいずれも1500メートル戦で、距離が2100メートルに延びるなら、直線2着に伸びてきた昨年の中日杯の再現が狙えます。得意な長丁場でなんとか連対を死守して、古豪健在をアピールしたいところです。

△7 エイシンアンヴァル(牡7、中川雅之厩舎)は距離が2000メートルに延びた前走の利家盃でも終始好位をキープして2着に粘り込んで馬券を外しませんでした。追ってバテないしぶとさから2000メートル以上の長丁場は合いそうで、今回も前々で運べれば混戦の次位争いに加われます。

△9 フォルベルール(牡6、井樋一也厩舎)は前走では名古屋グランプリJpnIIに挑んで最下位の12着に沈みましたが、地元に戻れば見直せます。前戦地の南関東では川崎の2100メートル戦での勝ち星もあり、名古屋遠征のダメージがなければ直線追い上げてきそうです。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
10⇔1・5(4点)

3連単(フォーメーション)
10→1・5→1・5・7・9
1・5→10→1・5・7・9(12点)

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(文/中部地方競馬記者クラブ)

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