兵庫
2024年06月13日
メイプルシスターが連覇を狙う「園田FCスプリント」(園田競馬)
13日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第14回園田FCスプリント」(3歳以上定量、近畿・四国・九州地区交流、園田競馬場820メートル)が行われる。
◎5 メイプルシスター(牝5、大山寿文厩舎)が連覇を目指して今年も参戦する。今年初旬は南関東へ移籍して結果は振るわなかったが、兵庫へ復帰して再出発を図ってきた。再転入初戦は仕上がり途上だったが、持ち味であるテンの速さを示して2着と底力を示した。1度叩いたことで気配は上向いており、態勢は整った。枠は陣営が思い描いていた通りの好枠で逃げ切りを狙う。
○3 ダノンジャスティス(セン8、高知・別府真司厩舎)は今回が園田9度目の参戦で、うち重賞2勝。園田との相性の良さはもはや説明不要だろう。園田FCスプリントは未勝利だが、3年すべて3着以内と距離適性は問題ない。理想的な内枠を引いており、メイプルシスターの後ろにつけて逆転を狙う。
▲11 オールスマート(牡8、佐賀・鮫島克也厩舎)が惑星になる。佐賀へ転入してから、初戦2着の後は5連勝。前走の勝ち時計はコースレコードからコンマ4秒差だったが、余力を残して最後は追われておらず、レコードを更新していてもおかしくなかった。外寄りの枠に入って距離をロスすることは致し方ないが、その分、包まれる心配がなく、スピードをフルに発揮できる。
☆4 ルクスランページ(牡5、永島太郎厩舎)もダノンジャスティス同様に逃げ馬の後ろを取りたいところ。一線級が相手になるとワンターンでは少しスピード不足の感じもするが、立ち回りのうまさを生かしてロスなく運べれば好勝負になる。
△1 イモータルスモーク(牡7、高知・田中守厩舎)は中央時代に阪神ダート1200メートルで行われたオープン特別で3着の実績があり、実績的には引けを取らない。ただし出脚が速くなく、最内枠に入ったことで馬群をスムーズにさばけるかどうかが鍵になる。
△7 ロトヴィグラス(牡9、佐賀・真島元徳厩舎)は前走でオールスマートに完敗しており逆転は厳しそうだが、ワンターンの重賞は経験豊富で初の園田でも難なく対応できそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)