笠松
2024年06月04日
得意のマイル戦でラブアンバジョ「アマリリス特別」(笠松競馬)
6月4日(火)の笠松競馬メイン第9レースは「アマリリス特別」(B級1組、笠松競馬場1600メートル)。
2走前に連勝がストップしたが、素早く軌道修正に成功した好素材◎7 ラブアンバジョ(牡6、伊藤強一厩舎)がもちろん主役だ。A級候補生がそろったハイレベル戦も、なかでも19戦16勝を誇る同馬は飛び切りのスター候補。休養明け後、今春の走りは昨年までの圧倒的強さこそ影を潜めているが、3戦して1、2、1着とオール連対。唯一、敗退した2走前は軽快なペースで駆けた先行馬にスピード負けした1400メートル戦と敗因は明確に分析できている。事実、マイルに延長した前走はシャープな決め脚で一撃。この馬らしい走りできっちり勝利を飾ってみせた。以前に比べ、詰めた間隔でも使えるようになって体質も強化してきている。好調なライバルぞろいだが、走りのいいマイル戦。きっちり勝ち切ってさらにアピールしたい。
ただ強敵も多い。1400メートル戦だったが前走、ラブアンバジョを2馬身半振り切って完封したのが○8 コパノモナルカ(牝4、後藤正義厩舎)。ただ当地初距離で、デビュー後1度経験したマイル戦ではシンガリ大敗している。ペースも大事になるが、距離克服が一番のポイントになる。
競走除外アクシデント後だが、▲5 スタンレー(牡4、後藤正義厩舎)も将来性を高く期待される逸材。重賞ウイナーで昨年のダービー馬セブンカラーズとも好勝負している好センス馬。体質が弱く出世が遅れ、予定していた前走も故障リタイア。追い切りの動きは悪くなかったが、パドックや返し馬で気配チェックを欠かさずしたいものだ。
走りや結果のいい笠松出張戦に3戦連続して矛先を向けてきた地力派△1 アイファーライオン(牡6、井上哲厩舎)も軽視禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)