兵庫
2024年06月06日
大井セイカメテオポリスの実績を信頼する「六甲盃」(園田競馬)
6日(木)の園田競馬メイン第11レースに創刊75周年記念日刊スポーツ賞「第62回六甲盃」(4歳以上定量、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎4 セイカメテオポリス(牡6、大井・渡邉和雄厩舎)は南関東きってのステイヤーだが、2000メートル未満のレースに出走するのは22年4月以来となる。それだけに今年から距離が短縮された点は歓迎ではないが、西日本で行われた地方全国交流のオグリキャップ記念やはがくれ大賞典では格の違いを見せて押し切っている。地元勢は過去最高レベルのメンバーがそろったが、極端にペースが速くなることもなさそうで、すんなり好位を奪って押し切るとみた。
○6 メイショウハクサン(牡7、森澤友貴厩舎)は昨年の転入当初こそ夏バテの影響でまったく力を出せなかったが、その後は5カ月半の休養を挟んで回復。復帰後は3戦していずれも上がり38秒台の末脚を繰り出している。特に前走はラッキードリームやスマイルミーシャを並ぶ間もなくあっさりかわしており、一気に重賞戴冠が見えるところまで来た。大一番でも末脚がさく裂するか。
▲11 ラッキードリーム(牡6、新子雅司厩舎)は白鷺賞を逃げ切ったあとのパフォーマンスが少しもの足りないようにも感じるが、あくまでも春の目標は六甲盃で完璧な状態ではなかった。今回はビッシリ追われて状態を上げている。逃げ馬が不在で白鷺賞のように逃げを打ってくるだろう。2年連続で兵庫の最優秀中長距離馬に選ばれた実績を見せつけたい。
☆9 スマイルミーシャ(牝4、飯田良弘厩舎)は昨年の園田金盃で並みいる古馬を撃破して頂点に立ったが、今回は地方全国交流でもうひとつ上のレベルのパフォーマンスが求められる。前走は挫跖明けで完調手前だったが、今回は順調に乗り込まれており仕上がりは問題ない。吉村智洋騎手がどのような位置取りで進めてくるのか注目だ。
△2 ドンカポノ(牡6、田中一巧厩舎)は距離を問わず折り合いの心配がない。1870メートルで行われた3走前にはラッキードリームにクビ差まで迫っており、この舞台でも好勝負になる。鞍上の永森大智騎手は福永洋一記念をグッドヒューマーで逃げ切っており勢いがあるのも魅力だ。
△8 ツムタイザン(牡6、木村健厩舎)は笠松のマーチカップを制した後は休養に充ててリフレッシュされた。理想は内でじっくり脚をためる競馬だが、多少外を回っても最後はしっかり差を詰めてくる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)