笠松
2024年06月06日
負けられないワラシベチョウジャ「クイーンカップ」(笠松競馬)
6月6日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第48回クイーンカップ」(3歳牝馬、笠松競馬場1600メートル)。
8月の撫子争覇トライアルでもある3歳牝馬重賞に好素材がそろったが、もちろん実績上位の◎2 ワラシベチョウジャ(笹野博司厩舎)が中心だ。ネクストスター笠松を完勝で制した昨年の笠松2歳チャンピオンは今年3戦未勝利。しかし3月ジュニアグローリーに前走・新緑賞でも2着をキープしたようにやはり底力がある。中間は1週前にびっしり追い、直前軽めのメニューにするのが同馬の好走パターン。仕上がり、デキに不安はない。先週に東海優駿が名古屋で開催されたため、世代トップクラスが少ないメンバー構成でもある。実績のないマイルの距離でも負けられない戦いと言ってもいい。
ポイントは相手探し。力を徐々に蓄える○10 コールミーメイビー(角田輝也厩舎)にまず食指が動く。モロさも同居するタイプだが、すんなり流れに乗った近2走を連続連対。特に前走の特別戦では好位から早めの抜け出しで5馬身千切ってみせた。重賞挑戦や中央挑戦が血や肉になってきており、地力アップに成功している。
勝ち馬には離されたがレベルの高い中央交流戦で2着に食い込んだ▲3 カルテメトレス(今津勝之厩舎)も差はわずか。初の重賞チャレンジも底を見せていない走りは熱視線が注がれる。
復帰後の近2走は内容ひと息の走りも△4 ネッサローズ(安部幸夫厩舎)は2歳時に認定競走を勝ちきったセンス馬。走りごろの叩き3戦目を迎えており、軽視禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)