兵庫
2024年06月12日
新春賞馬アラジンバローズが復帰戦を飾る「あじさい特別」(園田競馬)
12日(水)の園田競馬メイン第11レースに「あじさい特別」(A1A2、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎7 アラジンバローズ(セン7、新子雅司厩舎)は新春賞を勝った後に佐賀記念JpnIIIやはがくれ大賞典など、他地区の重賞に遠征するプランがあったが、蹄の悪化により回避した。回復してからは順調に乗り込まれており、影響は感じられない。最も重い58キロを背負うが、新春賞で克服済みでもあり、この相手なら地力が一枚上だろう。
○9 スマートムーラン(牝5、永島太郎厩舎)は転入初戦になるが、均整の取れた馬体でいかにも小回り向き。JRAでの勝ち星が小倉、福島、札幌という点をふまえても、園田でも難なく対応できそうだ。能力検査では抑えきれないほどの手応えで駆けており、いきなり勝ち負けできる雰囲気がある。重賞勝ち馬2頭が相手でも十分楽しみだ。
▲10 エコロクラージュ(牡5、保利良平厩舎)は園田FCスプリントへの出走プランがあったが、A2クラスのため除外濃厚で1700メートルのオープン特別に目先を変えた。前走は発馬機内でテンションが上がって立ち遅れたが、向正面からひとまくりで快勝しており、調子自体は良好。今回も発馬が課題になりそうだが、五分に出て先行できれば好勝負になる。
☆2 ムキズ(牡7、有馬澄男厩舎)はエコロクラージュの出方次第になるが、内枠に入っておりハナを主張してくるだろう。今回は相手がそろっている印象だが、無欲の逃げで一発を狙う。
△4 リッターシュラーク(牡7、北野真弘厩舎)は先週の六甲盃を競走除外になったが、追い切り本数をしっかりこなして仕上がりは悪くない。後方で末脚をためて直線勝負に懸ける。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)