名古屋
2024年06月12日
メイマックスが混戦断つか「アンドロメダ座特別」(名古屋競馬)
6月12日(水)の名古屋競馬メイン第12レースは「アンドロメダ座特別」(B級1組、名古屋競馬場2000メートル)。
勝ち負けレベルの馬がそろったうえ、走り慣れない距離2000メートル戦もあり、多くの馬にチャンスのある混戦だ。休養効果で決め脚アップした◎10 メイマックス(セン5、角田輝也厩舎)を狙い撃ちしたい。B級昇級後、あと一歩で勝利を逃す2着惜敗の多いタイプだった。しかし休み明け初戦の前走、実績ひと息の1700メートル戦を好位外から鮮やかな抜け出しで豪快に決めてみせた。約5カ月間の充電効果で切れや地力アップに成功したようだ。中間はひと叩きされたことで調教、追い切り気配がアップ。さらに上昇ムードがうかがえる。鍵はデビュー以来初の2000メートルの距離も、メンバーを見ると人気どころは差しタイプが多い。有利に先行態勢が築ける構成利が見込める。復帰後2連勝が期待できる。
距離実績魅力は当地2000メートル戦でただ1頭、勝ち星がある○9 オストファーレン(牡4、今津博之厩舎)。4走前の4月戦だったが好素材ぞろいのC級1組特別をハイペースの中、力強く差し切り、大いに評価できる内容。モロさが同居するタイプだが、流れに乗ってレースを運べればV五分。
ひと息入った復帰戦で上々のリスタートを切った▲5 インジェニアス(牡5、竹下直人厩舎)も勝ち負けに欠かせない。直線外を鋭く伸びて3/4馬身差2着に突っ込んだキレで改めて底力を認識させた。休養前にA級でも好勝負していた実力派。上位2頭と差はわずか。
穴は△6 ドゥヴァンスマン(牡4、安部幸夫厩舎)。転入後、追い込み届かず掲示板止まりの走りに終始するが、中央時の主戦場が長距離戦。1勝クラスでの3着は芝2600メートルだ。2000メートルへの距離延長は望むところ。変身劇に注意したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)