兵庫
2024年06月19日
ブリッツェンシチーが連勝決める「半夏生『明石だこ』特別」(園田競馬)
19日(水)の園田競馬メイン第11レースに「半夏生『明石だこ』特別」(B2、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎5 ブリッツェンシチー(セン8、吉見真幸厩舎)は転入初戦こそ動きに重さが感じられて逃げ馬を捉えきれずに2着だったが、叩き2走目の前走は反応が一変して、逃げ馬をいつでも交わせる手応えで進めると、直線で堂々と突き抜けた。この中間も変わらず順調そのもの。前走から1キロ増の57キロを背負うが、馬格があって苦にするタイプでもないだろう。連勝を伸ばす。
○1 イセベイ(牡4、石橋満厩舎)は4月に戦列復帰してから3連勝中。転入当初こそ1230メートルを中心に使われていたが、今では折り合いの心配がなくレース内容が安定してきた。内枠では結果が出ていないが、近走の内容なら包まれてもうまくさばくことができそうだ。好位から抜け出しを狙う。
▲6 ベラジオウマムスコ(牡4、栗林徹治厩舎)は前走でブリッツェンシチーにコンマ9秒差をつけられており、逆転するためには積極果敢に前へ行く手しかなさそうだが、調子の良さはここでも上位クラスで大きく崩れることはなさそうだ。隣の枠に入ったブリッツェンシチーの出方を見ながら進められるのも良さそうだ。
☆12 グロリアスアポイ(牝5、柏原誠路厩舎)の前走は7カ月の休養を挟んで馬体が減ってしまった点が気懸かりだったが、末脚は従来通りに鋭く、タイム差なしの3着だった。叩き2走目でそこまで馬体が増えておらず反動が出ないか気になるところだが、調整自体は順調で前進を期待できる。
△7 リュウノブレイク(セン5、中塚猛厩舎)の前走は5カ月半ぶりで思うように末脚が弾けなかったが、先行馬に有利な馬場で展開が向かなかった。こちらは大幅に前進となりそうだ。
△11 ハギノアグレッシブ(セン9、寺地誠一厩舎)は3コーナーで手綱を引く不利があったが、直線では最内から鋭く伸びて5着に健闘した。今回は外枠に入っており、前走のような不利を受けることはないだろう。展開が向けば面白い。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)