null

強敵不在でアンサングヒーロー「木曽川特別」（笠松競馬）

6月19日（水）の笠松競馬メイン第9レースは「木曽川特別」（A級4組、笠松競馬場1600メートル）。

前走に続いて笠松出張戦に矛先を向けてきた◎5 アンサングヒーロー（牡5、今津博之厩舎）を狙い撃ちだ。地元名古屋のA級では頭打ちして善戦止まりの走りが多いが、前走のA級4組特別。差し脚を伸ばして2馬身差2着に食い込んでみせた。12戦4勝、2着3回、3着1回と馬場が軽く、相手も手ごろな構成の笠松戦で好成績を残す。距離は200メートル延長したが、マイル戦は問題ないうえ、前走の勝ち馬が抜けて有利なメンバーとも言える。待望のA級初勝利へ、視界が広がる。

最大のライバルは○2 ホヲユイットウ（牝5、加藤幸保厩舎）。再転入後は初戦のB級特別こそあっさり仕留めたが、その後のA級2戦はともに3着と詰めの甘さをみせる。ただ展開、流れに左右されやすい差し馬ゆえとも言えた内容。流れる展開になれば中央1勝クラスでの武者修行効果を発揮していい。

巻き返しを期すのが▲10 バイコーン（牡5、後藤佑耶厩舎）。A級昇級後、掲示板止まりだが、特に前走は甘いスタートが走りに大きく影響した。当地マイルでの大外枠スタートは不利もスタートを決めて先行態勢を築けば勝ち負けが可能。

復帰後確実に良化ムードを示すのが△9 マルヨミニスター（牝5、柴田高志厩舎）。休養前にはA級2組特別での勝利はじめ、A級上位シーンでコンスタントに活躍した実績派。復帰4戦目でもあり、そろそろ復活劇があっていいころだ。