兵庫
2024年06月21日
ナリタシンの勢いを信頼する「アサヒスーパードライカップ」(園田競馬)
21日(金)の園田競馬メイン第11レースに「アサヒスーパードライカップ」(B2、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎9 ナリタシン(牡4、坂本和也厩舎)は1230メートルに矛先を向けてから目下4連勝。以前は逃げてこそというタイプだったが、近走は差しに構える競馬も覚えてレースの幅が広がっている。2走前に57キロは克服済みで、今回の斤量も気にならない。この相手なら決め手の違いを見せたいところだ。
○2 プッシュユアセルフ(牝6、大山寿文厩舎)は姫路では800メートルを使われていたが、園田に戻ってから得意の1230メートルで2着2回と調子を取り戻している。前走はフルゲートの大外枠で条件的に厳しかったが、好位の外を回りながらでも最後まで懸命に伸びて2着に入った。今回は理想的な内枠を引いて、主戦の下原理騎手に戻っており、前走以上に末脚を発揮できるだろう。
▲3 ウンエンリヒカイ(牡6、長倉功厩舎)は連戦の疲れが出てきたのか直線に入ってから従来の伸びが見られないが、それでも差のない競馬をしており上位争いは必至。内で砂を被らずに運べれば好勝負になる。
☆11 アイファーロブスト(牡5、雑賀伸一郎厩舎)は1230メートルでは相手なりに脚を使える。前走は1コーナーで窮屈になり外へ振られる不利を受けたが、それでも直線で盛り返していた。外枠なら不利を受けることなく進められそうだ。
△5 スネークアイズ(牡4、田中範雄厩舎)は一瞬しか脚を使えないため短距離の方が末脚を発揮できる。距離短縮で巻き返しなるか。
△8 オーブラック(牡5、永島太郎厩舎)は転入初戦でいきなりB1混合では厳しかったようだが、今回はB2単独で条件は緩和された。距離延長でスムーズに先行できれば大駆けする可能性がある。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)