レース展望・予想

金沢

2024年06月23日

リケアマロンの相手探し「加賀友禅賞」(金沢競馬)

今週の金沢競馬は日、月曜日の2日間連続開催になります。23日(日)は最終第11レースの3歳牝馬による重賞「第11回加賀友禅賞」(3歳牝馬、金沢競馬場1400メートル)がメインカードになります。昨年から施行時期が8月中旬より早まったことで、石川優駿に出走したメンバーが活躍する傾向が強くなりました。今年も2着に連対した牝馬が主役を務めます。

◎2 リケアマロン(加藤和義厩舎)は金沢3歳重賞路線一冠目の北日本新聞杯(1700メートル)覇者で、前走の石川優駿(2000メートル)では二冠制覇が期待されて単勝1番人気に推されましたが、ゴール寸前で直線外から伸びたナミダノキスにつかまってしまい2着でした。最後の最後に牡馬のパワーに屈しましたが、4コーナーを先頭で回って直線入口で後続を引き放した時には勝ったかと思わせたレース内容でした。幸いにも初の2000メートル戦を激走した疲れもそれほどなく、引き続き乗り込みも順調なことから、この加賀友禅賞を続けて使うことになりました。1400メートルは転入初戦で2番手からの抜け出しで快勝しており、逃げた馬を見ながら好位でレースを進めることができれば、石川優駿の悔しさは晴らせそうです。

焦点は相手探しで、これまでリケアマロンが対戦していない顔触れになります。○1 プレストマーヴェル(井樋一也厩舎)は兵庫からの移籍馬で、デビュー勝ちを飾った門別をはじめ、盛岡、姫路の各地重賞で入着している実績があります。金沢入り後はC1級古馬との対戦を強いられており、転入初戦のC1級特選(1500メートル)は強力メンバーで8着に大敗しましたが、2戦目のC1級三組(1400メートル)では後続を4馬身以上引き離して逃げ切り巻き返しました。引き続きの1400メートル戦は歓迎で、今回もパドックでイレ込むことなくレースに臨めれば、最内枠から持ち前のスピードを発揮して好勝負できそうです。

▲4 シャトルトウショウ(佐藤茂厩舎)は中央未勝利から転入後2戦2勝とまだ金沢で土が付いていません。前走の3歳A3組(1400メートル)はスタートから2頭に絡まれながら逃げる格好になりましたが、3コーナーから引き離して4コーナーを先頭で回ると、2馬身半のリードを保ったまま押し切ってしまいました。勝ちっぷりに余裕があることからまだ奥は深そうで、走るごとに追い切り時計も詰めています。プレストマーヴェルとの先手争いを制してペースを握ることができれば、直線粘り込んで際どい勝負に持ち込めそうです。

△10 トルピード(高橋俊之厩舎)は2走前の北日本新聞杯で6着に敗れましたが、前走の兼六園スプリントトライアル特別(1400メートル)を勝ってリズムを取り戻しました。3コーナー外を回って一気に追い上げた脚色は、2歳新馬戦から3連勝した好調時を彷彿させました。その後はここ目標に調整を積んでおり、追い切りの動きも上向いています。これまで重賞では人気に応えられていませんが、不振から脱してきた今の状態なら上位争いに加わっても不思議ではありません。

△9 エムティトップ(佐藤茂厩舎)は前走の石川優駿では後方のまま10着大敗も、4月に行われた今回と同じ3歳牝馬重賞のノトキリシマ賞(1500メートル)では内を突いて2着まで伸びてきています。距離が短くなるのは歓迎で、馬体重が400キロ台を割っていなければ巻き返しがありそうです。

おすすめの買い目

馬単
2→1・4・10・9(4点)

3連単(1軸流し)
2→1・4・10・9(12点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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