名古屋
2024年06月27日
好条件揃うトーホウジェンマを狙う「鱚特別」(名古屋競馬)
6月27日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「鱚特別」(A級3組、名古屋競馬場920メートル)。
好機到来する◎9 トーホウジェンマ(牝4、原口次夫厩舎)を狙い撃ちしたい。当地きっての典型的なスプリンターは、スタートや二の脚の速さは折り紙付きも、ゴール寸前の粘りが甘くなる。勝ち星3勝に対して2着11回が端的に物語る。自身最後の勝利は昨年12月のB級1組特別で、A級昇級後は8戦して2着2回、3着1回に終わる。ただ当地920メートルで5戦負けなしの短距離王フォルツァエフに、3走前にはクビ+クビ差の3着に好勝負した。920メートル戦がベスト舞台なのはいうまでもない。先制しやすい外枠スタートも願ったり。中間ひと息入れたことで調教、追い切りを強化し、先行力、粘りアップも見込める。勝負モードが漂うトーホウジェンマを強気に狙いたい。
久々の短距離戦対応がポイントも○8 コーリンバニラ(牝7、角田輝也厩舎)は高い先行力の持ち主。ベストフォームがこちらも逃げ、もしくはすんなり流れに乗った先行策。A級再昇級後は成績いまいちだが、注文通りレースを運べれば勝ち負けが可能。
距離実績十分の▲10 ウィップラッシュ(牝7、迫田清美厩舎)も高評価が欠かせない。1月の高知遠征後は成績ひと息に終わっていたが、近2走の連続入着で復調気配がうかがえる。【1・5・2・7】と好相性を誇る920メートル戦。もちろん軽視できない存在だ。
穴は△1 ネオトリニティー(牝6、今津博之厩舎)。最内1枠スタートは不利も、叩き2走目で大きな上積みが見込め、得意の夏場を迎えるのも魅力の好材料。
(文/中部地方競馬記者クラブ)