兵庫
2024年06月27日
シリアスヒッターが短距離巧者ぶりを見せる「兵庫馬事畜産特別」(園田競馬)
27日(木)の園田競馬メイン第11レースに「兵庫馬事畜産特別」(B1B2、園田競馬場820メートル)が行われる。
◎5 シリアスヒッター(牡5、田中範雄厩舎)は前走2着で3連勝とはならなかったが、内をぴったり立ち回った勝ち馬に対して、大外枠による不利が響いたか。「集中して走れるナイター競馬が得意なので日中の競馬になる点がどうか」と田中範雄調教師は危惧していたが、今回は前走のような強敵は不在で、実力通りに走るとみた。逃げ切りを期待する。
○2 ルールメイプル(牝4、田村彰啓厩舎)は内枠での好走実績が多く、この枠は問題なし。前走はシリアスヒッターに少し差をつけられたが、内枠を生かしてうまく立ち回ることができれば逆転も可能だ。
▲9 リュヌダムール(牝6、小牧毅厩舎)が惑星。前走は4カ月ぶりだったが、二の脚がついてスムーズに先行できて、1馬身半の着差以上に強い勝ちっぷりだった。今回は格上との対戦で時計をもう少し詰めたいところだが、有力馬が内に集まったのに対してこの馬は外枠を引いており、スムーズに先行できそうだ。53キロも有利になる。
☆4 アイアンフラワー(牝6、平松徳彦厩舎)も格上との混合になるが、2走前には勝ったシリアスヒッターからコンマ3秒差で走っており、大きな力の差はない。内外にテンの速い馬が入っているが、その後ろをキープできれば脚をためて運べる。こちらも53キロを味方にしたい。
△6 アメリカンベイビー(牡7、茂崎正善厩舎)は外寄りの枠で揉まれずに先行できたときが好走パターンで今回の枠は微妙だが、シリアスヒッターの外ならうまくカバーできるか。今年に入って精細を欠いているが、実力を考えればまだ見限れない。
△10 モウショウ(牡5、保利良次厩舎)は後方からの展開待ちになるが、距離2度目で前進となるか。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)