笠松
2024年06月20日
高知リケアサブルがV最短「ぎふ清流カップ」(笠松競馬)
6月20日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第7回ぎふ清流カップ」(3歳、笠松競馬場1400メートル)。
今年から西日本地区の交流重賞にリニューアルされた笠松の3歳重賞。フルゲートに精鋭12頭が集まったハイレベル戦だが、主役は3月のネクストスター西日本(園田)を鮮やかな差し切りで仕留めた◎9 リケアサブル(牡、高知・田中守厩舎)。地元高知の重賞戦線では高知優駿をぶっ千切りで制したプリフロオールインがデンと控えて銀メダル続き。しかし遠征戦に矛先を向けると、兵庫ユースカップ、ネクストスター西日本と重賞連勝に成功した。前走の兵庫チャンピオンシップJpnIIは難敵中央勢らが相手で7着惨敗したが、厳しい流れを体験し、将来につながった参戦と言えただろう。中間はひと息入れたが、最終追い切りが動いて好ムード。遠征は4戦連続とまったく心配ない。先行力があって好位からソツのない運びができるレース巧者で、なおかつ末脚もしっかり伸びる。地方馬同士の1400メートル重賞では4戦パーフェクト連対を誇り、絶好の舞台とも言える。V最短だ。
東海勢では○7 ミトノウォリアー(牡)、▲5 スティールアクターの(牡)の角田輝也厩舎勢の2頭に期待がかかる。ともに重賞2勝の実力派だ。ミトノウォリアーは駿蹄賞、東海優駿ともに4着に留まったが、気性面や2000メートル以上の距離が走りに影響したと分析できる。一方、スティールアクターは駿蹄賞、東海優駿前にともに熱発でステップレースを見送るアクシデントがあった。ともに潜在能力の高さも折り紙付き。スムーズに流れに乗って運べれば打倒リケアサブルも可能。
東海重賞で強さを発揮する兵庫勢ではスピード非凡な△2 ダイジョバナイ(牡、兵庫・飯田良弘厩舎)に注目したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)