笠松
2024年07月05日
マルヨミニスター地力上位「空蝉特別」(笠松競馬)
7月5日(金)の笠松競馬メイン第10レースは「空蝉特別」(A級4組、笠松競馬場1400メートル)。
確かな主役不在で混戦模様だが、力上位の◎6 マルヨミニスター(牝5、柴田高志厩舎)からの狙いがベターだろう。ひと息入って復帰後のA級での4戦が4、6、4、2着。コンスタントに好勝負できても勝ち切れていないが、走るたびに良化気配を示し、前走で復帰後初連対を果たした。マイペースで駆けた勝ち馬に逃げ切りを許したが2番手で持ち前のしぶとさを発揮。勝ち切れなかったのは勝ち馬が最低10番人気馬でマークが甘くなったのもあったとも言えた。勝ち馬が抜けて強敵不在の有利なメンバー構成。休養前にはA級3組特別を勝ち切っている地力派が、やはりV最短の存在だ。
魅力の存在は○2 ユカリプレリュード(牝4、森山英雄厩舎)。転入後、【2・1・3・1】と好成績を残し、馬券貢献を外した1走はハイペースの先行策を強いられた4走前のB級1組特別の1戦だけ。中央1勝馬と力の裏付けもあり、高い先行力の持ち主でもある。内の2枠スタートならセールスポイントの先行力を最大限生かす手か。注文通り先制をきめれば押し切りも。
地元A級戦では前走10着大敗に終わったが▲7 アイファーライオン(牡6、井上哲厩舎)が再び走りのいい笠松出張戦に矛先を向けてきた。本質はゆったりした距離が合うが、当地【1・1・2・1】と好成績。軽視できない。
もろさが同居するタイプだが、もまれにくい外枠が合う△8 ワールドミッション(牡4、田口輝彦厩舎)にも注意が必要。
(文/中部地方競馬記者クラブ)