名古屋
2024年07月24日
転入初戦のケルンコンサートを狙う「鰻特別」(名古屋競馬)
7月24日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「鰻特別」(A級3組、名古屋競馬場1500メートル)。
勝ち負けレベルがほとんどの構成。多くの馬にVチャンスがある大激戦だが、転入馬◎8 ケルンコンサート(牡5、角田輝也厩舎)を先物買いと行きたい。手探り面のある移籍初戦だが、何と言っても中央2勝の実力派。2勝クラスのダート1400メートル戦(23年10月・阪神)で半馬身差2着に粘り込んでいる。ポイントは仕上がり度と地方適性だが、使われている中での移籍に、最終追い切りも動いて臨戦態勢はOK。2度の南関東遠征でともに連対を果たすなど、地方コース向きの高い先行力を持つのも買い材料になる。リスクが伴うが転入戦から強気にいきなり狙いたい。
1500メートルの距離を求めて希望出走の○5 アルティメットサガ(牡4、榎屋充厩舎)も高評価が欠かせない。A級昇級後、1700メートル戦では直線弾けずに5、7着に留まるが、1500メートル戦では1、3着と自慢の末脚を発揮してみせる。前走から200メートルの距離短縮で切れアップが必至。
穴は▲3 エイシンヒビキ(牡6、宇都英樹厩舎)。転入後の4戦すべて1700メートル戦で善戦止まりに終わる。しかし兵庫や高知時代に活躍した短距離戦に今回初めて距離が短縮した。戦歴から大きな変わり身があっても驚けない。
マイペースの逃げがかなったとは言え、前走のA級2組特別を2着に逃げ粘った△10 コウイチ(牡7、川西毅厩舎)も有力なV候補の1頭。
(文/中部地方競馬記者クラブ)