兵庫
2024年07月31日
ナリタシンが今度こそ押し切る「大暑特別」(園田競馬)
31日(水)の園田競馬メイン第11レースに「大暑特別」(B1、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎4 ナリタシン(牡4、坂本和也厩舎)は前走がB1昇級戦だったが、好位の外から脚を伸ばして2着に好走した。真後ろにいた勝ち馬にぴったりマークされていたためにゴール前で逆転を許したが、走破時計は2走前とまったく同じで力のあるところを示している。前走よりも相手は緩和されており7戦7勝の竹村達也騎手とのコンビに戻って鋭く突き抜ける。
○3 プッシュユアセルフ(牝6、大山寿文厩舎)は2走前にナリタシンに1秒差をつけられて敗れたが、当時は3コーナーで包まれて出しどころがなく、仕掛けが遅れて末脚不発に終わったものだった。前走はそのうっぷんを晴らすかのように下原理騎手が3コーナーから絶妙にさばいて差し切っている。1分20秒を切る好時計で勝っている点も魅力で、今回は2走前に敗れたリベンジを果たしたい。
▲5 ジューンステータス(牡8、保利良平厩舎)は兵庫へ転入してからすべて掲示板に載っており、安定した走りを見せている。今回は転入初戦以来の1230メートルに出走するが、立ち回りのうまいタイプで距離には柔軟に対応できそうだ。廣瀬航騎手との初コンビでどこまで変わってくるか。
☆1 ルールメイプル(牝4、田村彰啓厩舎)はワンターン巧者でコーナー4つの1230メートルは歓迎とは言えないが、今回のメンバーなら大きな力の差はなく上位を狙える。3キロ減の新庄海誠騎手と初コンビで、本来の先行策が取れるようだと一発がある。
△6 コロル(牝4、新井隆太厩舎)は唯一の転入馬でこのレースの惑星になりそう。JRA1勝クラスでは少し苦戦していたようだが、未勝利戦では先行したときに好走しており、ここでも気分よく先行できればチャンスがありそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)