名古屋
2024年08月07日
走りごろの復帰3走目でエコロエース「風鈴特別」(名古屋競馬)
8月7日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「風鈴特別」(A級5組、名古屋競馬場1700メートル)。
勝ち負けレベルの馬ばかりのハイレベル戦だが、復帰3戦目で◎11 エコロエース(牡5、榎屋充厩舎)が今回こそだ。休養明け後の2戦ともに好勝負しても掲示板止まり。ただ、初戦は馬場が深く、重たいインコースを終始通らされる不利があり、前走は当地初の1500メートル戦が影響。しぶとく差し脚を伸ばし続ける中距離巧者にとって、高速タイム決着ではキレを欠くのは必然だった。相手は強化されたが、1ハロン延長した1700メートル戦は4戦3勝と絶好の舞台。流れに乗りやすく、レースのしやすい外枠スタートも願ったり。何より走りごろの復帰3戦目を迎えている。直線勝負に持ち込んで近2走のうっ憤晴らしと行きたい。
好調度魅力は○5 ロジメリオール(牡4、坂口義幸厩舎)。レース運びに長けて堅実差しに定評があり、前走は昇級初戦ながら好位キープからきっちり粘り込んでコンマ3秒差3着。いきなりA級で勝利に目途を立てた。クラス慣れも見込め、前進に期待がかかる。
一方、昇級初戦を迎えたのが▲2 オセアジェネシス(牡4、藤ケ崎一人厩舎)。B級を4戦オール連対で卒業し、メキメキと近況力を蓄えてきた。高く安定する好調な先行力でいきなり勝ち負けしていい。
穴は△1 タマモエイトビート(牡5、坂口義幸厩舎)。転入後の2走はともに1500メートル戦で不発に終わるが、中間に調教、追い切りを強化。さらに中央時に成績を残す中距離にも変わった。上積み材料を味方に変身あっても驚けない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)