笠松
2024年08月28日
B級2連勝なるかアスタリウス「処暑特別」(笠松競馬)
8月28日(水)の笠松競馬メイン第11レースは「処暑特別」(B級1組、笠松競馬場1600メートル)。
勝ち上がり対決のハイレベル戦でA級候補生がズラリそろった好カード。なかでも転入後、3戦パーフェクト連対の好素材◎10 アスタリウス(牡4、笹野博司厩舎)に一番魅力を感じる。2走前のC級1組特別こそ1400メートル戦で軽快に逃げた勝ち馬をアタマ差捕らえられなかったが、他の2戦は鋭い決め脚で完勝。特に前走が光った。昇級初戦ながらB級8組を早めに2番手に押し上げ、絶好の手ごたえで最終4コーナー過ぎで先頭に立ち、直線半ばから流して悠々4馬身差V。トビが大きくゆったりしたフットワークとセールスポイントのキレが、短距離戦より初めて経験したマイル戦でより生きた。相手は強化された初のB級1組特別参戦だが、最終追い切りも動いて依然好気配。前走同様の1600メートル戦もプラス材料。B級戦2連勝へ、期待が高まる。
連軸という点では○9 アイファーダイオウ(牡4、加藤幸保厩舎)が上回る。B級昇級後も5戦すべて連対を果たすクラス上位の安定勢力。通算4勝に対し、2着14回と勝ち味に遅いタイプだが、高い先行力に、差し脚も安定する超堅実駆け。距離、相手を問わないタイプで馬券に欠かせない。
ただ1頭の3歳馬▲6 ミノコクシュタルク(牡3、大橋敬永厩舎)もマイル戦を歓迎。古馬初対戦の2走前はスピード負けして3着に留まったが、1ハロン延長した前走は後方から鋭く頭まで突き抜けてみせた。前走と同じマイル戦。差し馬向きの流れになれば古馬粉砕が可能。
転入後、3戦オール連対とまだ走りに底を見せていない△1 ユリシーズ(セン5、田口輝彦厩舎)も有力なV候補。
(文/中部地方競馬記者クラブ)