笠松
2024年08月02日
軸はイイネイイネイイネ「黒留袖特別」(笠松競馬)
8月2日(金)の笠松競馬メイン第11レースは「黒留袖特別」(A級2組(b)、笠松競馬場1400メートル)。
抜けた存在不在で混戦模様だが軸馬には堅実駆けの◎7 イイネイイネイイネ(牡5、田口輝彦厩舎)がぴったり。昨冬に当地に再転入。流れや展開に左右されやすい差しタイプだが、直線で末脚を伸ばして好勝負を演じてみせる。特に1400メートル戦では再転入後6戦5連対の好成績。マイル戦では伸びきれず善戦止まりもあるが、展開が速く流れる1400メートルではコンスタントに差し脚を発揮する。距離は前走から200メートル短縮する絶好舞台。中間ムード上々でコレと言った強敵も不在。同条件の前走でメンバー最先着を果たした地力派がここも連対キープだ。
同じ前走で6着に終わった○3 ノアブラック(セン6、伊藤強一厩舎)は見直したい。ハイペースの先行策に、しかも勝ち馬には早めに交わされる苦しい展開と失速は必然だった。勝ち馬から1秒1差と大きく負けておらず、むしろ内容は評価できる。流れに乗ったレースがかなえば反撃必至。
ひと息入った3カ月ぶりの実戦だが▲1 マラードザレコード(セン10、後藤佑耶厩舎)は軽視禁物。モロさも同居するタイプだが同距離だった1月のA級1組特別では鮮やかな直線抜け出しを決めている。追い切りも動いており、いきなりから警戒したい。
復帰後の2走はともに見せ場なく終わるが、△2 ストームドッグ(セン7、森山英雄厩舎)は高い戦歴から鮮やかな変身劇があっても驚けない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)