笠松
2024年08月16日
上昇一途サンアマリリス「郡上踊り特別」(笠松競馬)
8月16日(金)の笠松競馬メイン第8レースは「郡上踊り特別」(C級1組(イ)、笠松競馬場1400メートル)。
好調馬が多い上に、逃げ・先行タイプの同型がそろって波乱も十分。見逃せない好カードだが、転入後、使われながら調子を上げる◎8 サンアマリリス(牝4、栗本陽一厩舎)から狙いたい。転入直後の2走は直線粘りが甘くなって4、3着に留まったが、3走目に一変。主導権を握るとレースを最後まで支配し続けて6馬身差完勝劇で待望のデビュー初勝利を飾った。その余勢をかった前走はメンバー強化の初の特別参戦も難なくクリア。好位3番手で流れに乗り、早めの抜け出しを決めて、これまた3馬身差快勝で仕留めた。勝ち切れなかったものの難敵ぞろいの南関東地区でもまれた明け4歳馬は夏を迎え、素質開花ムードが漂ってきた。その勢いに乗って強敵相手の1組特別も突破するか。
連軸という点では○5 トーセンダビット(牡4、後藤正義厩舎)が上位。持ち前の高く安定した先行力で現在、7戦連続連対。相手を問わずしぶとい走りもできる、レースがうまいタイプ。高い評価が欠かせない。
実績では▲3 フウゲツムヘン(牝5、笹野博司厩舎)。中央1勝馬で、休養前にはB級でも好勝負した実力派。4カ月ぶりの実戦だった前走のC級戦で好発進したのも力の証明。叩き2走目の上昇が見込め、上位2頭との差はわずか。
前走の勝ちっぷりがよかった△7 アルティマダンサー(牡5、後藤佑耶厩舎)は前走のように前々でレースを運べるかが鍵。
(文/中部地方競馬記者クラブ)