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中央実績あるキリンジか、連覇狙うツムタイザンか「摂津盃」（園田競馬）

16日（金）の園田競馬メイン第11レースに「第56回摂津盃」（3歳上ハンデ、園田競馬場1700メートル）が行われる。

◎5 キリンジ（牡4、新子雅司厩舎）は圧倒的人気を集めた転入初戦でアタマ差の辛勝だったが、まだ軽めの調整しかできていなかったうえに、直線で遊びながら走っていた点をふまえると着差以上に強い内容だった。今回は強めに追い切られてギアを上げてきた。トップハンデの58キロを背負うが、更なる大きなレースに向けてここは負けられない。好位から突き抜ける。

○1 ツムタイザン（牡6、木村健厩舎）は摂津盃連覇を目指して調子を上げている。前哨戦はキリンジに敗れたが、斤量はキリンジよりも1キロ重たかったことを考えれば上々の内容だった。夏場に強く、今回の追い切りも絶好だった。キリンジより今回は0.5キロ軽く、内をうまく立ち回ることができれば逆転まで狙える。

▲7 サンビュート（セン7、田中一巧厩舎）は鼻出血によりレース間隔が空いたが、7月30日に行われた能力検査では、サマーチャンピオンJpnIIIに出走予定のタイガーインディに食らいついて仕上がりの良さをアピールした。22年の道営記念など重賞を2勝していることをふまえれば55.5キロは恵まれた印象。吉原寛人騎手を背にどのような戦法でレースに挑むのか注目だ。

☆10 ダッシュダクラウン（セン6、田中一巧厩舎）は転入初戦で後方から切れ味抜群の末脚を披露して快勝。同じ週に走ったキリンジの勝ち時計よりも1秒0速く、一躍注目の的になった。今回は一気の相手強化になり、54.5キロは少し見込まれた印象だが、勢いで突破するか。

△6 ナムラタタ（牡5、玉垣光章厩舎）は小牧太騎手が騎乗する。昨年の摂津盃は六甲盃からのぶっつけでプラス22キロになり4着だったが、今年は今のところ馬体に太い印象はなく順調な仕上がりを見せている。展開に左右されない強みを生かして昨年以上を目指す。

△8 メイショウハクサン（牡7、森澤友貴厩舎）は六甲盃が案外だったが、前走はキリンジを追い詰めて2着に好走した。夏場はあまり強い方ではなく状態面の上積みはなさそうだが、前が速くなり決め手勝負になれば浮上する。