レース展望・予想

金沢

2024年08月25日

地方馬同士なら高知ヒロイックテイル「イヌワシ賞」(金沢競馬)

今週も金沢競馬は日、火曜日の開催になります。25日(日)のメインカードは最終12レースで争われる地方全国交流「第20回イヌワシ賞」(金沢競馬場2000メートル)です。今年は1着賞金が800万円に増額されたこともあって、北海道、南関東、高知、名古屋の全国各地から例年以上にハイレベルなメンバーが遠征してきました。なお9月23日に行われる白山大賞典JpnIII(2100メートル)へのトライアルになっており、勝ち馬には優先出走権が与えられます。

遠征勢の中で、もっとも注目を集めるのは高知の◎6 ヒロイックテイル(セン7、高知・田中守厩舎)です。JRAのダート中距離以上で5勝を挙げている元中央オープン馬で、転入初戦で名古屋グランプリJpnII(2100メートル)に参戦し、勝ったノットゥルノには引き離されましたが、いきなり2着を確保する好走劇を演じました。その後は大井の帝王賞JpnI(2000メートル)に挑戦して後方のまま11着に沈みましたが、地方馬のみの交流重賞なら見直しはできます。約2カ月ぶりの休み明けになりますが、放牧先で乗り込まれて鍛え直されており、直前の追い切りでは馬なりで好時計をマークしています。逃げた馬を前に見ながら好位でレースを進め、直線抜け出しを図ります。

北海道の○8 スワーヴアラミス(牡9、北海道・田中淳司厩舎)は、JRAのダート中距離重賞を3勝しており、6歳時には白山大賞典JpnIIIにも参戦して3着に粘り込んでいます。7歳秋に大井へ移籍してからも南関東の各重賞で馬券絡みを続けていました。今季から門別入りとなりましたが、前走のマーキュリーカップJpnIII(盛岡2000メートル)で5着と地方最先着を果たしたことから、地力の高さはまだまだ健在です。引き続き追い切りの動きは悪くなく、すでにコースを経験している強味を生かして前々でスムーズに運べれば、久々の白星に手が届きそうです。

高知の▲4 ガルボマンボ(牡5、高知・細川忠義厩舎)は3歳時に高知優駿と黒潮菊花賞の二冠を制すなど、これまで重賞6勝を挙げている高知の雄です。まだ遠征での勝ち星はありませんが、前走は園田の六甲盃(1870メートル)では5着と掲示板を外しませんでした。馬体を併せて追い比べなれば競り負けない勝負根性を発揮するタイプで、初めての金沢コースでも直線の叩き合いに持ち込めれば競り勝ってしまうシーンも考えられます。

船橋の△7 パワーブローキング(牡5、船橋・佐藤裕太厩舎)もJRAのダート1800メートル戦で4勝している元中央オープン馬です。前走のマーキュリーカップJpnIII(盛岡2000メートル)では激しい先行ポジション争いとなって12着に敗れましたが、地方馬限定の交流重賞なら追走ペースも楽になるだけに巻き返しがありそうです。

名古屋の△2 アンタンスルフレ(セン6、名古屋・角田輝也厩舎)は2年連続で金沢の北國王冠(2600メートル)を持ち前のスピードで押し切っています。2000メートルはやや短い気もしますが、今回も先手を奪ってペースを握ってしまえば、コース相性の良さで際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
6⇔8・4・7・2(8点)

3連単(フォーメーション)
6→8・4・7・2→8・4・7・2
8・4・7・2→6→8・4・7・2(24点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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