笠松
2024年08月29日
前走圧巻ゴーゴーバースデイの連勝か「秋風ジュニア」(笠松競馬)
8月29日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「秋風ジュニア」(2歳、笠松競馬場1400メートル)。
今年の笠松2歳馬初の準重賞に、厩舎期待の若駒10頭が激突。キャリアが浅く、まだ力関係が定まっておらず、波乱要素は十分。しかし、前哨戦的意味合いの前走2歳1組を圧巻ランで飾った◎9 ゴーゴーバースデイ(牝、後藤佑耶厩舎)がV争いをけん引する。デビュー後の2戦はともに2着に留まったが、前走で大変身。好スタートを決めてサッと2番手をキープすると、道中の行きっぷり、手ごたえも抜群。勝負どころの3コーナー手前で早々に逃げ馬を交わして直線を迎え、気合を入れられるとさらに加速。追われるたびに末脚を大きく伸ばし、終わってみれば8馬身差をつける圧勝で待望の初勝利を飾った。走破時計を2秒5も短縮し、なおかつ若駒らしからぬ絶好の勝ちタイムで豪快なアピールした。軽めの追い切りで臨んだ前走より追い切りが強化されて素軽い動きを披露。前走時以上の状態で挑めそうだ。V最短だ。
最大のライバルは新馬戦でゴーゴーバースデイに完勝した○6 チュッカ(牡、田口輝彦厩舎)。短距離800メートル戦だったが、抜群のダッシュを決めて先制してスピードで圧倒。直線に入るとさらに突き放す強いレースで完封した。わずかキャリア1戦に、初距離で対抗評価に留めたが、非凡なスピードで押し切っても驚けない。
前走3着に終わった▲8 センゴクブショウ(牡、笹野博司厩舎)は素早い巻き返しを狙う。新馬戦での軽快な逃げ切りから期待された前走も主導権を握ったが早々に失速した。ただ2カ月ぶりの実戦復帰に、初距離が影響したようだ。久々をひと叩きして中間気配は大きくアップ。前走でゴーゴーバースデイに大差をつけられたが、どこまで縮められるか、注目したい。
また、距離が1400メートル戦に延長して初勝利を挙げた△4 リョーマ(牡、伊藤強一厩舎)も連争いなら。
(文/中部地方競馬記者クラブ)