笠松
2024年09月11日
無傷5連勝中バンダムアゲインが主役「ひつじ雲特別」(笠松競馬)
9月11日(水)の笠松競馬メイン第11レースは「ひつじ雲特別」(3歳1組、笠松競馬場1600メートル)。
上昇一途の大器◎3 バンダムアゲイン(牝、後藤正義厩舎)が断然の主役だ。デビューが今春5月と遅くなったが、無傷の5連勝を飾って強烈アピールする。粗削りな面は多いが、外に持ち出してゴーサインを出せば必ず決め脚を発揮。きっちり頭まで突き抜けてみせる。まさに前走の同条件、3歳1組特別がそうだった。相手が強化された初の特別参戦もあっさりクリア。内めの3番枠からのスタートも中団から早めに外に進路へ導き、向正面半ばから絶好の手ごたえで上昇すると、早めの抜け出しで悠々5馬身差をつける完勝で仕留めた。初のマイル戦も追えばしっかり伸びる末脚は間違いなくプラス要因。中間気配も特に変わっておらず順調そのもの。斤量1キロアップも1組特別連勝へ、視界が広がる。
レースのポイントはバンダムアゲインの相手探しと言える。その同じ3歳1組で7着に終わった○6 グレートメモリーズ(牝、加藤幸保厩舎)は見直しがきく。スタートひと息で競走リズムに乗りきれなかった印象が強い。3走前の同距離の特別戦を先行快勝している実力派。五分のスタートで流れに乗れば反撃だ。
実績上位の▲10 ブルーチース(牡、田口輝彦厩舎)も巻き返しを狙う。最近2走は難敵ぞろいの重賞参戦で見せ場がなかったのは仕方がない。準重賞・ジュニアキング(23年12月)の覇者でもあり、自己条件に戻れば違った走りができる。
近走しぶとい走りで地力強化をアピールするのが△5 トータルダイヤ(牡、水野善太厩舎)。特別戦では戦歴ひと息も今の好調さがあれば連争いが可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)