レース展望・予想

金沢

2024年09月23日

ディクテオン筆頭に強力なJRA勢「白山大賞典」(金沢競馬)

金沢競馬で唯一のダートグレード「第44回白山大賞典JpnIII」(金沢競馬場2100メートル)が、23日(振・月)のメイン第11レースで行われます。

今年はJRAから5頭、名古屋から4頭、地元金沢から3頭が参戦してフルゲート12頭で争われますが、例年以上にJRA勢は強力な顔ぶれになりました。中でもディクテオンは昨秋に浦和記念、名古屋グランプリとJpnIIを連勝しており、JpnIIIなら負けられない舞台になりそうです。

◎7 ディクテオン(セン6、JRA・吉岡辰弥厩舎)は3歳時に名古屋で2連勝を飾って中央へ戻った経歴があり、4歳から中央のダート中・長距離戦で着実に勝ち星を重ねて5歳春にオープン特別勝ちを飾りました。地方のダートグレードに照準を定めたのは5歳秋からで、後方から一気の追い上げで浦和記念(浦和2000メートル)と名古屋グランプリ(名古屋2100メートル)のJpnII主要タイトルをいきなり獲得しました。今年はまだ勝ち星こそありませんが、前走の帝王賞JpnI(大井2000メートル)では直線外から怒濤の追い上げを見せて3着に入っています。その後は滋賀県内の育成牧場に放牧に出されてリフレッシュし、8月下旬に栗東トレーニングセンターに帰厩してからはここ目標に坂路コースで併走追い切りを重ねています。発馬に課題はありますが、レース後半になれば一気にコーナーを駆け上がってくる末脚は魅力で、先行有利な金沢の馬場状態でも決め手の違いを見せつけられるか注目です。

○9 メイショウフンジン(牡6、JRA・西園正都厩舎)は2年連続での参戦で、昨年は勝ったウィルソンテソーロの末脚に屈したものの、逃げて4コーナーを先頭で回って半馬身差の2着に粘り込みました。前走のマーキュリーカップJpnIII(盛岡2000メートル)では1番人気に推されながら最内枠から先手を奪うことができず8着に敗れましたが、その後は連日のように栗東の坂路コースで追い切り時計を出しており、金沢での巻き返しに燃えています。今年も先手争いを制してペースを握ることができれば、ゴール前際どい勝負に持ち込めそうです。

このメイショウフンジンと先手争いを繰り広げるのは▲8 ダイシンスケス(牡6、JRA・森秀行厩舎)です。未勝利、1勝クラス脱出はいずれも地方のJRA交流戦で、2勝クラスではなかなか勝ち上がることができませんでしたが、昨年末に阪神の1800メートル戦を逃げ切ると、そこから3連勝でオープン特別も制してしまいました。今回は半年以上の休み明けでダートグレード初挑戦となりますが、もともと地方の小回りコースは得意としているだけに、重賞請負人の吉原寛人騎手の導きなら、いきなり好勝負を演じても不思議ではありません。

△12 サンマルパトロール(牡4、JRA・大橋勇樹厩舎)も条件戦で2連勝中の上がり馬です。まだ3勝クラスを勝ち上がったばかりですが、末脚の良さには定評があります。ディクテオンとたたき合いながらコーナーを駆け上がっていければ上位進出もありそうです。

△2 テンカハル(牡6、JRA・矢作芳人厩舎)も長くいい脚が使えるタイプ。前走のオープン特別(札幌芝2600メートル)では後方のまま14着と見どころはありませんでしたが、馬券に絡んだ実績がある地方のダートグレードなら堅実に伸びてくるだけに見直しは必要です。

おすすめの買い目

馬単
7→9・8・12・2(4点)

3連単(1軸流し)
7→9・8・12・2(12点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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