笠松
2024年09月23日
北海道デビューの素質馬スターサンドビーチ「ジュニアクラウン」(笠松競馬)
9月23日(振・月)の笠松競馬メイン第10レースは「ジュニアクラウン」(2歳オープン、笠松競馬場1400メートル)。
笠松所属馬限定のJRA認定競走・第2弾の準重賞に、厩舎期待の若駒が多く集まったハイレベル戦。しかし中心は転入後、2戦2勝を飾る飛び切りの好素材◎4 スターサンドビーチ(牡、笹野博司厩舎)だ。転入戦を中団から鮮やかに抜け出す味のある走りで待望の初勝利を挙げれば、前走は一転、主導権を握って軽快なペースでレースを支配し続け3馬身差完勝で仕留めてみせた。柔軟に流れに対応できる奥の深さもあり、レベルが高い北海道の認定新馬戦で2着に食い込んでいるように能力の裏付けも十分。1カ月に1走とゆったりしたローテーションで大事に使われており、調整、仕上がり面に不安はない。なにより無敗と当地では走りに底を見せていない。3連勝を飾って2歳戦線へ大きくアピールするか。
当地の認定競走第1弾の秋風ジュニアを鮮やかに差し切った○3 メイプルギン(牡、伊藤強一厩舎)が2連勝をうかがう。先行力があって末脚もキレる好センスの持ち主で、持ち時計上位の存在。V互角。
高い先行力を誇る▲2 ゴーゴーバースデイ(牝、後藤佑耶厩舎)は巻き返しを狙う。前走秋風ジュニアは4コーナー手前まで軽快なピッチで駆けて好手ごたえだったが直線を迎えて大きく失速。しかし2走前には同距離を1分28秒9の抜群の時計で押し切った。ペースよく駆ければ素早い反撃が可能。
距離、相手を問わず堅実に駆ける△5 センゴクブショウ(牡、笹野博司厩舎)も3連単候補に必須。
(文/中部地方競馬記者クラブ)