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決め脚好調サンパティークに期待「案山子特別」（名古屋競馬）

9月3日（火）の名古屋競馬メイン第11レースは「案山子特別」（A級5組、名古屋競馬場1500メートル）。

上位馬の評価差わずかで、激しいV争いが期待できそうだ。昇級戦でも決め脚好調な◎12 サンパティーク（牝5、塚田隆男厩舎）から狙いたい。自分でレースを作れない典型的な差し馬で、展開に左右されて2、3着が多いタイプ。しかし近3走で2勝と決め脚がさえわたる。しかも2走前の3着も、強敵ぞろいのB級1組特別で鋭く突っ込んだもの。大いに評価できた。前走は後方から外々を好手ごたえで上昇し、勢いそのままに一気に頭まで突き抜けた強い勝ちっぷり。前走同様に、2戦2勝と好相性を誇る岡部誠騎手とのタッグも買い材料。流れに乗りやすく、相手の出方を見極めやすい外枠スタートもプラスに作用する。好調な差し脚でA級でも勝ち負けできる。

同様に昇級戦の○7 トウマ（牡4、倉地学厩舎）もいきなり高評価が欠かせない。勝ち味の遅いタイプも、持ち前の高く安定した先行力でB級昇級後の6戦で5連対。しぶとい粘りを披露してみせる。先行勢有利のペースで推移すればもちろん出番到来だ。

使われながら調子を上げている▲6 エコロエース（牡5、榎屋充厩舎）もV肉薄。中央1勝馬の実力派で戦歴から中距離の方がいいタイプだが、前走A級5組特別で連対したように実績上位でもある。二強撃破は十分だろう。

同条件の前走をしぶとく3着まで追い上げた△11 リリーバローズ（牝4、井上哲厩舎）も軽視できない存在。