兵庫
2024年09月06日
ファッシネイトパイの大駆けを狙う「クリスタル賞」(園田競馬)
6日(金)の園田競馬メイン第11レースに園田オータムトロフィートライアル「クリスタル賞」(3歳、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎5 ファッシネイトパイ(牡、高馬元紘厩舎)は転入初戦を豪快に差し切った。当初は夏負けが心配されたが、状態面の不安は全く感じさせずに力強い脚取りで将来性を感じさせるものだった。半兄が18年のJBCクラシックJpnIなど大レースを制したケイティブレイブという血統背景をふまえても将来性は抜群。強烈な末脚を武器に重賞戦線に名乗りを上げたい。
○4 リケアサブル(牡、長倉功厩舎)は高知からの転入初戦。高知所属ながら兵庫で重賞を2勝したインパクトは強く、この秋の重賞戦線を席巻しそうだ。しかし目標は9月19日の名古屋・秋の鞍に置いており、あくまで今回は仕上がり途上。初めての1700メートル戦、最も重い57キロを背負うということを考慮して、今回は2番手評価とした。
▲6 キクノルメイユール(牡、田中範雄厩舎)は3戦3勝の無敗馬。前走は初めてのナイター、56キロを背負って付け入る隙はあったが、終わってみれば好位から鋭く突き抜けて完勝しており、力が違った。今回は一気の相手強化で、中1週の強行軍であることから評価を下げたが、折り合いの心配がなく、距離延長がプラスに出れば逆転までありそうだ。
☆3 インテンシーヴォ(牡、盛本信春厩舎)は兵庫優駿を目指して春先は1870メートルを使われたが、状態面が良くなかったこともあり大差負けを喫してしまった。その後は調子を取り戻して1400メートルで完全復活している。それだけに今回の距離延長は微妙に映るが、調子の良さを考慮すれば春先のように大きく負けることはないだろう。
△1 レイアンドダンス(牡、諏訪貴正厩舎)は古馬のB2に編入されてからも4、2着と末脚を発揮できている。追い込み馬で脚質的に勝ちみに遅いが、3歳馬同士の一戦なら一発を狙えそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)