岩手
2024年09月08日
北海道デビューのサンカリプソ実力上位「ビギナーズカップ」(水沢競馬)
今週8日(日)から舞台は水沢競馬場。この日のメイン第11レースは2歳重賞「第42回ビギナーズカップ」(水沢競馬場1400メートル)。
◎9 サンカリプソ(牝、菅原勲厩舎)はデビュー戦2着、2戦目3着から3戦目の門別1000メートルを逃げ切って4馬身差で完勝。直後に岩手入りし、ビギナーズカップから始動します。距離が1400メートルへ延長されますが、激戦区・門別2戦で鍛えられてきた実力牝馬。先日の地方全国交流・ジュニアグランプリも北海道所属馬が1、2着を独占し地区レベル差がはっきり。好発進を決め、岩手2歳戦線に新風を吹き込みます。
○3 ステイクラッシー(牝、伊藤和忍厩舎)はデビュー戦を快勝後、放牧に出て帰郷。いきなり1600メートル・若鮎賞で3着に粘り、前回は鮮やかな逃げ切り勝ちを決めました。今回は同型がそろって揉まれる不安がありますが、逃げにこだわらない印象。1400メートルへの短縮を味方に逆転首位まで十分。
▲11 マツリダマスラオ(牡、菅原勲厩舎)は5戦1勝。近走は足踏みが続いて詰めが課題ですが、先に行きたい馬がそろってハイペース必至のメンバー構成。展開を味方にアッサリのシーンまで。
△2 ピカンチフラワー(牝、板垣吉則厩舎)は前走2着後、千葉で放牧。その後は八幡平の牧場を経て帰厩。暑かった夏を休養してリフレッシュできました。前走は完敗でしたが、地力はデビュー戦で証明済み。
△7 ポマイカイ(牡、菅原勲厩舎)は早池峰スーパースプリントを優勝したダイセンメイトの弟。折り合いが課題ですが、スピード一目。
△4 コニパ(牝、畠山信一厩舎)はデビュー戦をハイタイムで1着。今回が試金石の一戦です。
(文/松尾康司)