兵庫
2024年09月20日
高知カレンロマチェンコが激戦を制すか「園田チャレンジカップ」(園田競馬)
20日(金)の園田競馬メイン第11レースに西日本交流「第21回園田チャレンジカップ」(3歳以上定量、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎10 カレンロマチェンコ(牡6、高知・田中守厩舎)は3歳時に昇竜ステークスでJRAオープン勝ちの実績があり、高知に転入してからも13戦12勝、3着1回とほぼ完璧な成績を残している。前走は園田の820メートル戦だったが、初めてのワンターンで他馬よりも重い斤量を背負わされていた中で力強く押し切っており、実力通りの走りを見せた。1400メートルに延びるのは歓迎で、今回も力でねじ伏せるだろう。
○2 ベイビーボス(牡7、田中一巧厩舎)は7カ月ぶりの前走を逃げ切って、中間に出たハ行の影響を感じさせなかった。中1週で間隔が詰まっているが、予定通りのローテーションで特に気にする必要はなさそう。内枠を引いておりハナを主張できれば勝ち負けになる。
▲12 ダノンジャスティス(セン8、高知・別府真司厩舎)は2年前のこのレースの覇者で4年連続での出走になる。昨年は後にJBCスプリントJpnIを制したイグナイターのスピードに圧倒されたが、3着を死守した。園田では他に1230メートルの兵庫ゴールドカップも制しており、馬場適性の高さは証明済み。今年は兵庫に一線級の馬が少ないことから、今年も先行力を生かして上位争いに食い込んできそうだ。
☆1 ハナブサ(牡7、森澤友貴厩舎)はこれまで休み明けで重賞を制した実績はないが、夏場をしっかり休養に充てたことで調整は順調にきている。オープン特別では58キロを背負わされることが多く、馬格の小さい同馬には不利になることが多かったが、今回は定量の56キロで最内枠と条件は最高。スムーズに立ち回れば、地元兵庫での重賞制覇がみえてくる。
△4 イモータルスモーク(牡7、高知・田中守厩舎)は名古屋での1戦を挟んで高知の田中守厩舎に再転厩するかたちになったが、調子は順調に来ておりこちらも仕上がりは問題なし。園田FCスプリントでは内を立ち回って2着まで追い上げたが、「距離はやはりもう少しあった方が良さそう」と当時、赤岡修次騎手は話しており、この舞台は絶好といえる。枠も絶好の内枠を引いており、一発を狙える。
△7 ナムラタタ(牡5、玉垣光章厩舎)は摂津盃ではスローペースに泣いて末脚不発に終わったが、2走前のオープン特別ではスマイルサルファーを差し切っており、舞台適性は高い。重賞でも軽視できない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)