名古屋
2024年09月18日
好調うかがえるグレースブロード「YJSトライアルラウンド名古屋 第2戦」(名古屋競馬)
9月18日(水)の名古屋競馬メイン第9レースは「YJSトライアルラウンド名古屋 第2戦」(B級特別、名古屋競馬場1500メートル)。
名古屋のジョッキー競走はどのレースも馬の力量差がないように工夫されて番組構成され、全12頭にVチャンスが平等にあると言える。常に大激戦になりやすいが、好調をキープする夏馬◎8 グレースブロード(牝5、JRA・吉村誠之助騎手)がV筆頭と言えるだろう。春先は掲示板確保もままならない不発続きだったが、気温上昇で一変。7月を迎えると成績は急上昇し、最近5走が2、2、1、4、2着と5戦4連対。セールスポイントの高く安定した先行力を発揮し、常に好勝負を演じてみせる。ベストの逃げならもちろん、たとえ先制できなくても流れに乗れ、もまれにくい外の6枠スタートも好材料。V筆頭だ。
B級に再昇級後、4、2着の○9 ラーユ(牝4、JRA・西塚洸二騎手)も勝ち負けに欠かせない。脚質に自在性があるのはジョッキー競走での強み。着実に地力強化も遂げており、高評価が必要だ。
一方、差し馬勢では▲7 インフォーマント(牡6、名古屋・望月洵輝騎手)に注目したい。典型的な追い込みタイプだが、近3走が3、3、4着。決まって好勝負を演じるようにキレ、伸びともに好ムード。一般的により勝ちにいくレース性質のジョッキー競走は、終始速く激しい流れで推移しやすい。先行激化になればインフォーマントが頭まで突き抜けていい。
堅実駆けに定評がある△6 ジョーシーゲル(牝4、JRA・橋木太希騎手)も馬券に欠かせない有力な3連単候補。
(文/中部地方競馬記者クラブ)