笠松
2024年10月23日
唯一の3歳馬ナムラダリルに注目「うお座特別」(笠松競馬)
10月23日(水)の笠松競馬メイン第11レースは「うお座特別」(B級1組、笠松競馬場1600メートル)。
格付け初戦で勝利と好スタートを決めた◎8 ナムラダリル(牡3、伊藤強一厩舎)が中心だ。メンバー中、ただ1頭の3歳馬は前走B級6組を力の走りで久々の勝利を飾った。着差はわずかクビ差と辛勝だったが、主導権を握って先行ライバルたちを競り落とし、なおかつ追い上げてきた後続勢を振り切る、着差以上に強い内容で仕留めた。勝ち味は遅いものの3歳戦線の1、2組でコンスタントに好勝負していた力の片りんだった。中間は軽めの調整も好調を維持。200メートルの距離延長も中央戦歴や、差しにも回れる脚質から問題なし。相手強化で初めてのB級1組特別もフレッシュパワーがものを言うか。
相手筆頭は再転入後、2戦ともに連対と地力強化した姿を披露する○10 クリノユキツバキ(牝5、伊藤強一厩舎)。中央1勝クラスでは入着2回に留まったが、強敵相手にもまれた武者修行効果が近2走の安定したレースぶりから見て取れる。当地では連対を外しておらず、まだ底を見せていない。勝ち負けに欠かせない。
クラスの安定勢力▲2 スーチャン(牝6、笹野博司厩舎)も馬券に必須。勝ち切れないタイプだが堅実差しに定評がある。内枠を生かして好位で流れに乗って持ち前の堅実ラン発揮へ。
穴は△7 キチロクレディス(牝6、後藤佑耶厩舎)。7、8月戦は夏負けもあって不発が続いたが、9月の前走B級6組では好位キープから鮮やかな差し切りで3馬身差完勝。勝ちっぷりの良さが際立っていた。中間は調教、追い切りが強化され、さらに上昇ムード。再度スムーズに流れに乗って運べれば連勝も。
(文/中部地方競馬記者クラブ)