兵庫
2024年10月24日
オケマルが無傷の3連勝中で重賞制覇へ「ネクストスター園田」(園田競馬)
24日(木)の園田競馬メイン第11レースに未来優駿2024 JRA重賞級認定競走「第2回ネクストスター園田」(2歳定量、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎5 オケマル(牡、盛本信春厩舎)は新馬戦では向正面から追い通しだったが、1分32秒1の好時計で勝利した。これは今年の1400メートルで行われた新馬戦では最も速い時計だった。続く2戦目は初戦よりもうまくタメをつくって運ぶことができて完勝。1分31秒5とさらに時計を縮めてきた。2戦目の内容通りに走れば重賞の舞台でも圧倒的な力を発揮できそうだ。好位から突き抜ける。
○7 キングスピカ(牡、保利良平厩舎)は2走前にオケマルに完敗したが、末脚の切れ味は抜群で、前走のJRA認定で初勝利を挙げた。重賞の速い流れはこの馬に合いそうで、これまでのレースで見せている末脚を発揮できればチャンスになる。先週の兵庫ゴールドカップを制したエコロクラージュと同じ小牧太騎手と保利良平調教師のコンビで2週連続重賞制覇を目指す。
▲6 ウイングスオール(牝、新子雅司厩舎)はアイガットユーやインタールードといった姉に比べると馬格があり、820メートルよりは1400メートルの方が向いている。前走の園田プリンセスカップは地元馬最先着の4着だったが、勝ったリオンダリーナがつくり出した速い流れにも対応して内容は上々。1分31秒6の時計も優秀だった。好位で流れに乗れば逆転の可能性を秘める。
☆4 ラピドフィオーレ(牡、田中範雄厩舎)は兵庫ジュベナイルカップからの重賞連勝を狙う。気性的な難しさが解消されたわけではなく、今回もうまく発馬を決めて折り合いがつくかどうかが鍵になる。
△2 キミノハート(牝、吉見真幸厩舎)はこの中間に坂路のある施設で乗り込まれてきた。当日もう少し馬体が絞れていれば、これまで以上に鋭く伸びてきそうだ。
△3 ジーニアスレノン(牡、保利良平厩舎)は兵庫ジュベナイルカップ3着馬。序盤は砂を被ってひるんだが、4コーナーで外へ持ち出してからの末脚は強烈だった。距離は長い方が良さそうだが、今回も一角崩しを狙う。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)