笠松
2024年10月24日
当地3戦無敗スターサンドビーチが決める「ネクストスター笠松」(笠松競馬)
10月24日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「第2回ネクストスター笠松」(2歳、笠松競馬場1400メートル)。
準重賞戦線など、笠松2歳トップシーンをけん引する4頭がV争いをリードしそうだ。なかでもV最短の存在は、前哨戦的意味合いの強い準重賞・ジュニアクラウンを鮮やかな勝利で飾った◎1 スターサンドビーチ(牡、笹野博司厩舎)。転入戦だった3走前を中団から鮮やか抜け出せば、続く2走目は一転、主導権を握り最後までレースを支配し続けてスピードで圧倒。そして前走は絶好の2番手キープから直線悠々差し切って難なく準重賞ゲットに成功。先行してよし、控えて差しに回ってもよし。脚質に自在性があり、柔軟に流れに対応できる奥深さがあるレース巧者だ。ここを最大目標に1月1走のゆったりとしたローテーションで大事にレースを使われ、中間の調整、仕上がりに不安もない。当地3戦無敗を誇るスターサンドビーチが重賞初Vを仕留め、世代トップリーダーを大きくアピールしたい。
準重賞では2戦ともに3着に終わった○4 ゴーゴーバースデイ(牝、後藤佑耶厩舎)だが自己条件の前走・2歳オープンを快勝し、改めて高い潜在能力を示した。若さから強さとモロさが同居するタイプも、断トツの1分28秒9の持ち時計を誇る好素材。前走に続いて3戦2勝、2着1回と抜群の相性を誇る塚本征吾騎手とコンビ結成もプラス要因。注文通り先行態勢に持ち込めば、打倒スターサンドビーチもあるか。
行きっぷりひと息だった前走ジュニアクラウンは6着に終わった▲2 メイプルギン(牡、伊藤強一厩舎)は反撃を誓う。何よりも準重賞第1弾の秋風ジュニアを鮮やかに差し切ってみせた実力派。好位でスムーズに流れに乗れれば巻き返しがあっても驚けない。
勝ち星は新馬戦の1勝も、高く安定した先行力で好勝負し続ける△9 センゴクブショウ(牡、笹野博司厩舎)も高評価が欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)