兵庫
2024年10月17日
転入初戦スキピオを狙い撃ち「DASHよかわ開設16周年記念」(園田競馬)
17日(木)の園田競馬メイン第11レースに「DASHよかわ開設16周年記念」(A1A2、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎9 スキピオ(牡6、橋本忠明厩舎)は高知時代にすべて逃げて6戦6勝。その後のJRAでも逃げて2勝した実力馬。これまで1400メートルでハナを切れなかったのは1度だけという実績をふまえても、テンのスピードは相当速そうだ。追い切りで速い時計を出したわけではないが、気合乗りは抜群。小回りも問題なさそうで初戦から狙いたい。
○4 サンロアノーク(牡8、田中一巧厩舎)は5カ月半ぶりになるが、これまで兵庫に転入してから3カ月以上の休み明けではすべて連に絡んでおり、休み明けを苦にしないタイプ。能力検査では時計のかかる馬場でも1分34秒台(1400メートル)にまとめており仕上がりは上々だ。軸として信頼度が高い。
▲2 アントラシート(牡5、保利良平厩舎)は毎回発馬で遅れる癖があり、位置が後ろすぎると差し届かない競馬が続いている。発走再検査は合格したが、五分に出たわけではなく不安はまだ残る。それでも末脚の切れ味はこのメンバーで上位に入るだけに、新コンビの小牧太騎手の手腕に期待したい。
☆10 グリーンシアター(牝5、飯田良弘厩舎)は夏場の不調を脱して2走前に差し切り勝ち。オープン昇級の前走は強力な転入馬を相手に2着止まりだったが、この馬らしい切れ味が見られた。主戦の吉村智洋騎手は名古屋遠征のために不在だが、騎乗経験のある川原正一騎手とのコンビで一発を狙う。
△3 バウチェイサー(牡5、新子雅司厩舎)はA2で今回も54キロで出走できる点は有利だが、同型馬のスキピオとの先行争いを制することができるかどうかが鍵になる。内枠に入った分、ハナを主張できれば面白い。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)