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ブライトファントムが混戦断つか「秋刀魚特別」（名古屋競馬）

10月3日（木）の名古屋競馬メイン第11レースは「秋刀魚特別」（A級3組、名古屋競馬場1700メートル）。

上位馬の評価差はわずか。混戦Vバトルだが◎10 ブライトファントム（牡4、藤ケ崎一男厩舎）が一番軸馬にふさわしい。地方デビューだった転入戦こそ、久々の平地戦で見せ場少なく6着に終わったが、その後3走すべてで好勝負するレース巧者。前走はクビ差辛勝だったが、中団から好手ごたえで外を回ってシャープに仕留め、着差以上の好内容で決めた。しかも相手は強敵ぞろいのB級1組特別で価値は十分。間隔を適度に空けて使われており、中間の調教、追い切り気配も依然いい。レースの流れに乗りやすい外枠スタートも好都合。昇級戦でも当然勝ち負けが期待できる。

そのブライトファントムに2走前にクビ差惜敗した○8 ローズパレード（牝5、川西毅厩舎）がリベンジに燃える。2走前はひと息入った約3カ月ぶりの実戦復帰と、レースの流れに乗りにくい最内1枠スタートが影響した負けとも言えた。昇級初戦だった前走のA級5組特別でいきなり勝利は実力の証。V互角。

好調さ魅力は2連勝中の▲6 サンパティーク（牝5、塚田隆男厩舎）。春先は成績ひと息だったが、4走前の7月戦で岡部誠騎手とコンビを組んで急躍進。鮮やかな抜け出し劇を決めるや、前走は昇級初戦のA級戦も直線外から力の走りで差し切ってブレイク中。相手強化された一戦だが、抜群のコンビ相性を誇る人馬は軽視できない。

再転入の△1 ティーポンド（牡7、藤ケ崎一男厩舎）はいきなり警戒が必要。当地でも3歳1組特別で勝ち負けし、その後レベルの高い南関東でもまれて地力強化に成功。強敵相手の武者修行で蓄えた力、姿をいきなり披露するか。