名古屋
2024年10月04日
シャイニーロック注目の転入初戦「トルマリンオープン」(名古屋競馬)
10月4日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「トルマリンオープン」(A級1a組、名古屋競馬場1500メートル)。
勝ち負けレベルは多いものの各馬に一長一短がある。手探り面ある転入初戦だが実績上位の◎7 シャイニーロック(牡8、竹下太厩舎)をいきなり狙いたい。今春の地方移籍後は成績いまいちだが、それでもレベルが高い北海道のA1での4着入着2回は力が備わっていなければできない。事実、中央時に5勝。芝・ダートを問わずに活躍し、オープンのリゲルステークス(22年12月・阪神芝1600メートル)を勝ち切った実績がキラリと輝く力の持ち主だ。中央オープンで成績が頭打ちして地方転入となったが、手ごろな構成との対戦に変わる東海地区での戦い。好ラップをマークした最終追い切りの動き、気配からいきなり動ける態勢にもある。なにより陣営の岡部誠騎手起用は期待度の高さの表れ。ワンクラス上の底力を信頼する手だ。
注文はつくが、高い先行力を持つ重賞2勝馬○5 レイジーウォリアー(牝5、塚田隆男厩舎)も有力なV候補。名古屋より先行馬に有利な笠松コースを得意とするが、地元コースがこなせない訳ではない。気ムラな面もあるが、先制あるいはスムーズに流れに乗って先行態勢を築けばもちろん勝ち負けだ。
A級2組とはいえ、前走を快勝劇で飾った▲2 アイスマン(牡6、迫田清美厩舎)も軽視禁物。ブリンカー着用効果で行きっぷりが一変して前走激走。勝ちっぷりの良さから連続好走が期待できそうだ。
また勝ちみは遅くても堅実駆けに定評があるのが△4 ハクサンスプリング(牡6、櫻井今朝利厩舎)。前走は当地初の2100メートルの距離と、後方の位置取りで不発に終わったが、前々で運べば持ち前のしぶとさが生きてくる。
(文/中部地方競馬記者クラブ)