兵庫
2024年10月10日
マルカイグアスが二冠達成へ「園田オータムトロフィー」(園田競馬)
10日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第7回園田オータムトロフィー」(3歳定量、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎5 マルカイグアス(牡、橋本忠明厩舎)は兵庫優駿を向正面から一気にまくり切って制した。そこから3カ月ぶりの出走になるが、ぶっつけ本番は当初の予定通り。放牧先でしっかり乗り込まれており調整に抜かりはない。追い切りでは動きすぎることを懸念して軽めに仕掛けた程度だが、動きは兵庫優駿の時に匹敵するものだった。今回も向正面から強烈なまくりを見せる。
○1 ファッシネイトパイ(牡、高馬元紘厩舎)は夏負けが心配された転入初戦だったが大外から強烈な伸びを見せると、前走のトライアル・クリスタル賞でも鋭く伸びて快勝しており、一躍台風の目になった。相手は一気に強化されるが、高知の名手・赤岡修次騎手を配して逆転を狙う。
▲10 ウインディーパレス(牡、小牧毅厩舎)は兵庫優駿では1番人気に推されたが、同型のクラウドノイズと競り合う形になって3コーナーで脚が止まった。デビューは今年の1月と遅くて本格化はまだ先になるだろうが、雄大な馬体が放牧を挟んでさらにパワーアップしており、素質は世代トップクラスという評価は変わらない。小牧太騎手&小牧毅調教師の兄弟タッグで最後の一冠を狙う。
☆12 オーシンロクゼロ(牡、玉垣光章厩舎)はデビュー当初からゲート内の落ち着きに課題を残していたが、その不安が大一番の兵庫優駿で出てしまい、8着と不本意な結果に終わってしまった。直前のゲート検査をクリアして本番にたどり着いたが、果たして本番で無事に発馬をクリアできるかどうか。菊水賞や西日本クラシックのように先行できれば勝ち負けになる。
△9 レイアンドダンス(牡、諏訪貴正厩舎)はクリスタル賞2着から本番へ駒を進めた。ベストは1870メートルになるだろうが、相手なりに伸びてくる堅実派で軽視できない。
△11 クラウドノイズ(牡、坂本和也厩舎)はメンバー最多の7勝馬。3走前にこの距離で圧勝しているが、今回も自分のペースで逃げられるかどうかが鍵になる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)