兵庫
2024年10月11日
距離短縮でオーケンが巻き返す「尼崎そのだライオンズクラブ杯」(園田競馬)
11日(金)の園田競馬メイン第11レースに「尼崎そのだライオンズクラブ杯」(B1B2、園田競馬場820メートル)が行われる。
◎7 オーケン(牡4、南弘樹厩舎)は1400メートルへの出走がもっとも多いが、820メートルでも6戦して2勝、2着2回と相性がいい。2走前の820メートルでは最も重い斤量を背負いながら外枠から積極的に飛ばして3着に好走しており、強い内容を見せた。今回は傑出馬が不在で外から突き抜ける。
○3 ゴールドボンド(牡4、保利良平厩舎)は4カ月ぶりの実戦でまだ馬体は太め残り。58キロを背負っている点から2番手評価にしたが、今年の1月からワンターンに特化して、820メートル以下では4勝を挙げる舞台巧者。今回騎乗する小牧太騎手は次週18日の兵庫ゴールドカップではゴールドボンドの兄エコロクラージュに騎乗予定だが、今週もチャンスがありそうだ。
▲4 ワキノクイーン(牝6、中塚猛厩舎)の前走は好位に構えることができたが、直線に入ってから伸びが案外だった。その点をふまえると現状は脚をためるかたちがベストか。今回は内枠を引いてロスなく立ち回ることができそう。先行馬がそろっており展開も味方しそうだ。
☆2 シリアスヒッター(牡5、田中範雄厩舎)はB1に昇級してから勝ちきれない競馬が続くが、今回はいくらか相手が緩和された。スムーズに外へ持ち出すことができれば上位争いになりそう。
△8 テクノエクスプレス(牡4、飯田良弘厩舎)は8勝すべてが820メートル以下。前走は着外だったが、1230メートルで度外視できる。格上との混合になるがテンの速さは遜色なく、前残りを考えておきたい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)